KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「太宰治」のレビュー・書評

BL、百合、ロリータ、フェチ、女装…文学の世界の極限を美麗マンガで描く

BL、百合、ロリータ、フェチ、女装…文学の世界の極限を美麗マンガで描く

「文学」と聞いて、どんなことを想像するだろうか。 「教科書に載っていた難しくてちょっと退屈な話」 「なんだか古臭くて、今の時代の価値観にあわない話」 「おとなしくて内にこもりがちな、図書委員の友人の趣味」… という人もいるのではないだろうか。ジ…

もっと見る

いじるほどに味わい深く。これぞ“マニアの神髄”な名作の読み方

いじるほどに味わい深く。これぞ“マニアの神髄”な名作の読み方

小説の読み方なんて人それぞれでいい。けれども、どうも本を読めないという人が最近増えているらしい。忙しい、集中できない、そもそもおもしろくない、と理由は様々だ。そこで、本は読むためだけのものではない、読めないならまずはいじってみればいいじゃ…

もっと見る

太宰治、江戸川乱歩、芥川龍之介…こだわりのコーヒー屋さんが選んだ、すこぶる面白い随筆20編

太宰治、江戸川乱歩、芥川龍之介…こだわりのコーヒー屋さんが選んだ、すこぶる面白い随筆20編

湯気をたてる香り高いコーヒーを味わう時間は、優れた随筆を嗜む時間と似ているような気がします。まったりと、時間をかけながら身体の芯まで染みてくるあの感覚。生きている上でそういう時間は必要だと言えましょう。太宰治から始まり、坂口安吾で終わる。…

もっと見る

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』の万城目学が描く「脇役」たちの生き様とは

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』の万城目学が描く「脇役」たちの生き様とは

自らの人生を「ヒーローにもヒロインにもなれない脇役人生」と嘲笑う者の多くは、本当は、舞台にすら上がっていないのかもしれない。「自分の人生を歩む」のは、どうしてこんなにも難しいのだろう。他の人と自分の能力差に絶望。何をするのもムダに感じて、…

もっと見る

苦悩に満ちた独白は誰のものか。壊すというタイトルは伊達じゃない!

苦悩に満ちた独白は誰のものか。壊すというタイトルは伊達じゃない!

“不意をつかれる” というのは案外少ない経験ですが、本作はその数少ない経験のひとつになりそうです。 『人間失格』といえば、かの文豪・太宰治の遺作。2009年には、古屋兎丸によるマンガ化。2010年には生田斗真主演の映画が公開され、近年でも記憶に新しい…

もっと見る

文豪がイケメンキャラクター化!? 特殊能力を武器にさあ、戦え!

文豪がイケメンキャラクター化!? 特殊能力を武器にさあ、戦え!

ドラマの中の俳優にも歌って踊るアイドルにも何の興味もないが、文豪達の織りなす言葉の世界にはいくつも夢を見させられた。太宰を読めば、「生まれてすいません」とつぶやきたくなり、梶井基次郎の『檸檬』を読めば、丸善に檸檬爆弾を仕掛けたくなった。あ…

もっと見る

女性ならではのうつろう心を言葉に定着してみせた奇蹟のような太宰の「女語り」

女性ならではのうつろう心を言葉に定着してみせた奇蹟のような太宰の「女語り」

太宰治は「女語り」の作家だといわれる。女性が語り手になった作品に傑作、というか大傑作、文学史に残るような小説が多いということである。もっとも、太宰の作品は全部文学史に残っちゃうのだけれど、僕にいわせたら。ま、それはそれとして。 たとえば、彼…

もっと見る