限定公開中の映画も大好評!『シドニアの騎士』の弐瓶勉デビュー作『BLAME!』にアンソロ小説が登場!
『BLAME! THE ANTHOLOGY』(弐瓶勉:原作、九岡望、小川一水、野崎まど、酉島伝法、飛浩隆:著/早川書房)
2017年5月20日より2週間限定公開中の劇場アニメ『BLAME!』。1997~2003年に講談社の『月刊アフタヌーン』で連載されていた漫画が原作の本作品は、『シドニアの騎士』で有名な弐瓶勉のデビュー作ということもあって、公開前から注目を集めていた。
映画は、音や間、この世界で生きるキャラクター、圧倒的な迫力を誇るCG映像とすべてにおいてこだわりを持って作られていて、元々のファンだけでなく、SF好きや映画好きからの支持も厚い。
無限に増殖し続ける「巨大階層都市」が舞台となっている本作品では、人類は制御不能となったセーフガードに敵とみなされ、駆除に怯える生活を強いられている。また、巨大階層都市には、人類の他にも「珪素生物」や「建設者」など、人間ではない、それでいて人間の制御下にない、知能を持つ者も存在する。人間が作り上げたはずのこの世界は、人間の脅威に溢れた地獄と化している。
そんな本作品の魅力の1つは、何といってもこのどこま…