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「姫野カオルコ」のレビュー・書評

和食コース料理の順番に物申す!? 作家・姫野カオルコ独特の視点で叩き斬る痛快食エッセイ

和食コース料理の順番に物申す!?  作家・姫野カオルコ独特の視点で叩き斬る痛快食エッセイ

巷には食にまつわるエッセイが数多く存在していて、私は食エッセイを見つけるとついつい手に取ってしまう。どうして食べ物の話にこうも惹かれてしまうのだろうと不思議に思うが、きっと「食べること=生きること」という人間の本能が関係しているのではない…

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ブス扱いする母親、突然怒鳴ってくる父親――いちばん恐ろしい場所は「我が家」だった『謎の毒親』

ブス扱いする母親、突然怒鳴ってくる父親――いちばん恐ろしい場所は「我が家」だった『謎の毒親』

親というのは、良い親であろうが、悪い親であろうが、生きていようが死んでいようが、子供にとって乗り越えなければならない永遠の課題だ。どんなに自由に生きようとしても、人は親の存在に振り回され続けなければならない。近年では、「毒親」という言葉を…

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なぜ「被害者」の女子大生が非難されたのか。東大生による強制わいせつ事件をテーマにした「非さわやか100%青春小説」

なぜ「被害者」の女子大生が非難されたのか。東大生による強制わいせつ事件をテーマにした「非さわやか100%青春小説」

「楽しい気持ちになりたい」「ほっこりとした、温かいものを感じたい」。そういった動機で日頃小説を手に取る人には、まずお勧めできない。帯にもあるとおり『彼女は頭が悪いから』(姫野カオルコ/文藝春秋)は、2016年に起きた東大生5人による強制わいせつ…

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隣の家の中を覗きたい女が解き明かす家の歴史とは【芥川賞受賞作】

隣の家の中を覗きたい女が解き明かす家の歴史とは【芥川賞受賞作】

昔住んでいた部屋に今は別の人が暮らしているなんて想像できない気がしていたが、ベランダに干された知らない誰かの洗濯物を見たとき、ああ、別に何も寂しがる必要なんてないのだと思った。家は住人とともにあらゆる形に成長していく生き物なのだろう。住む…

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「幸せそうに見られたい」人にはおすすめできません

「幸せそうに見られたい」人にはおすすめできません

以前、ある女性誌のポスターにのけぞったことがあります。そこにはこう書かれておりました「幸せそうに見えるファッション」。うわー! “幸せそうに”“見えれば”それでいいんだ…。このコピーには、自分が本当に幸せかどうかは二の次、という、背中が寒くなる…

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美容の悩みは吹っ飛ぶ?! 痩せたいと願う女性にお勧めのエッセイ集

美容の悩みは吹っ飛ぶ?! 痩せたいと願う女性にお勧めのエッセイ集

体重計の値に一喜一憂し、太ってもいないのに、痩せたいと願ってしまうのが女性というもの。「もっと食べたい」、でも「太りたくない」と常日頃考え、ダイエット特集が掲載された雑誌をついつい手にとってしまうのは、高校生のころから全く変わらないという…

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