夢に向かって真っ直ぐに走り、戦う。自分を捨てない姿がかっこいい!『ご近所物語』/斉藤朱夏のしゅか漫画⑨
先日、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」で数々の展示を見てきた。 その後に作品をもう一度読み返して、溢れた気持ちをここに書こうと思う。
以前も矢沢あい先生の作品は紹介したので、ぜひそちらも読んでもらえたら嬉しい。
今回紹介するのは『ご近所物語』(集英社)。 こんなにも学べて共感できる漫画はなかなか無いと思う。 『Paradise kiss』(祥伝社)や『NANA-ナナ-』(集英社)についてはまたいつの日か紹介したい!
『ご近所物語』は、服飾デザイナーを目指す幸田実果子と、同じマンションに住んでいる幼なじみの山田ツトムの紆余曲折を経ながら愛を育み、成長していくラブストーリー。
この作品は人間関係だけでなく、ファッションの勉強にもなる。 いろんなものを得られる宝庫だ。
特に身近な人物とのコミュニケーションについては丁寧に描かれている。 同じ人と長くいればいるほど、寂しさや怒りの向けどころが難しくなり、 言葉で伝えなくても分かっていると思って何も伝えなかったり、 前は素直だったのに、歳を重ねるごとに、言葉が遠回しになったり。 また、言葉が強くなりすぎて…