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夏生さえり

職業・肩書き
作家
ふりがな
なつお・さえり

「夏生さえり」のおすすめ記事・レビュー

犬の寿命の短さに対抗するには? 犬好きの誰もが爆泣きした1首の短歌から絵本ができるまで。『きみと風』インタビュー

犬の寿命の短さに対抗するには? 犬好きの誰もが爆泣きした1首の短歌から絵本ができるまで。『きみと風』インタビュー

『きみと風』(夏生さえり:作、くまおり純:絵、木下龍也:短歌/岩崎書店)

 2017年から短歌の個人販売「あなたのための短歌1首」を続けている歌人・木下龍也さん。その活動を知った脚本家・エッセイストの夏生さえりさんが、木下さんに短歌を依頼したのは2020年のことだった。

「いま飼っている犬、かつて飼っていた犬、そして、実家の病気になっている老犬たち。私は犬をすごく愛していますが、その分、いつかやってくる別れのことを思うと、胸がつぶれそうなほどに寂しくて恐ろしくて仕方がないです。そんな私のお守りとなる短歌をください」

 この依頼に対して、木下さんはこう返した。

「愛された犬は来世で風となりあなたの日々を何度も撫でる」

 木下さんの短歌に心を射抜かれた夏生さんは、この1首から絵本をつくることに。それが、夏生さんが物語を紡ぎ、くまおり純さんが絵を添えた『きみと風』(岩崎書店)。たったひとりに向けた短歌は、絵本へと形を変え、動物に心を寄せる人々の間に静かな感動を広げている。その創作過程、短歌や絵本に込めた思いについて、木下さん、夏生さん、くまおりさんに話を伺った。…

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「悩んでいる間は無理しなくてもいい」会社を辞めて好きなことを仕事にしたヨッピー×夏生さえりが今だから言えること【後編】

「悩んでいる間は無理しなくてもいい」会社を辞めて好きなことを仕事にしたヨッピー×夏生さえりが今だから言えること【後編】

(左)ヨッピーさん(右)夏生さえりさん

 『明日クビになっても大丈夫!』(幻冬舎)を9月に上梓した人気WEBライターのヨッピーさん。『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『口説き文句は決めている』(クラーケン)の著者で同じく人気WEBライターの夏生さえりさん。今日の活躍の前に苦悩のサラリーマン時代を経験されたお2人に、後編では、幸せになる方法について聞いてみました。

■好きなことを仕事にするには「発信」

――前編で、仕事をインターネットでもらえるという話が出ましたが、好きなことを仕事にする上で、インターネットは重要ですか?

夏生さえりさん(以下、夏生):ヨッピーさんも本の中で「情報は発信する場所に集まる」と書かれていましたが、インターネットというよりは「発信」という方がいいかもしれないですね。

ヨッピーさん(以下、ヨッピー):発信ってプロモーションだし、紙の本と違ってネットだともはや流通の機能も果たしているじゃないですか。「ライター」って一般的には文章書く仕事だと思われてると思うのですが、実際の所は営業…

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残高3万円でも「好きなことで幸せになる」には気にしない!? ヨッピー×夏生さえりの“他力本願”処世術【前編】

残高3万円でも「好きなことで幸せになる」には気にしない!?  ヨッピー×夏生さえりの“他力本願”処世術【前編】

(左)ヨッピーさん(右)夏生さえりさん

 『明日クビになっても大丈夫!』(幻冬舎)を9月に上梓した人気WEBライターのヨッピーさん。『今日は、自分を甘やかす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『口説き文句は決めている』(クラーケン)の著者で同じく人気WEBライターの夏生さえりさん。今日の活躍の前に苦悩のサラリーマン時代を経験されたお2人に、前編では、好きなことを仕事にする方法について聞いてみました。

■ダメならサラリーマンに戻ればいいや、でWEBライターになった2人

――2人とも企業勤めのご経験がありますが、サラリーマン生活はどうでしたか?

ヨッピーさん(以下、ヨッピー):僕は商社で7年間サラリーマンをやっていたんですが、まあ、楽しくはなかったですね……!本にも書いたんですけど。でも基本的にサラリーマンってそんなもんじゃないですか。上司の顔色を見ながら働きつつ、飲みの席で愚痴を言って、月末の事務作業にへきえきする、みたいな。クリエイティブな仕事をしている人だとピンとこないかもしれないですが、基本的にサラリーマンの仕事って、そこまで特別…

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女の子が生きていくときに読みたい、いま “売れてる”勇気がでる本【5選】

女の子が生きていくときに読みたい、いま “売れてる”勇気がでる本【5選】

 20代後半に差し掛かると、女は人生の「迷走期」を迎えるものだと思う。

 「このまま今の仕事を続けてもいいの?」「なにか資格をとった方がいいのかな?」「それより婚活に力を入れるべき?」「今の彼氏と本当に結婚してもいいの?」「やっぱり子どもは作っておくべきかな?」「でも育児と仕事って本当に両立できる?」「あー、もう、どうすればいいのかわからない!」。自分の生き方に対して多くの選択を迫られる時期だから、いろいろと考えあぐねてよくわからない方向に進んでしまうのだ。

 そこで、人生の「迷走期」を迎えた女子たちに、それでも一歩踏み出す勇気を与えてくれる話題の新書5選を紹介しよう。   「なんだかモヤモヤする……」を解決するには?

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 人生の「モヤモヤ」を解決するために、有効な「考え方」を提供してくれるのが、『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)だ。著者は、自身のブログ上で読者からの人生相談を募っている斗比主閲子氏。転校を繰り返した幼少期や、いじめからの脱出経験、そして大学で文化人類学や心理学などさまざまな学術分野を学んだことで培われた“…

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がんばることは、本当にそんなによいことなの?

がんばることは、本当にそんなによいことなの?

『今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 がんばることは、良いことだ。

 幼いころから私たちは、親や学校の先生にそう教わってきた。「がんばりやさんだね」といわれるのが何よりの褒め言葉だったという人もいるだろう。世界で活躍するアスリートのドキュメンタリー番組を見ても、素晴らしい結果を出すことができたのは、誰よりもがんばっていたから、決してあきらめなかったから、とその努力が称えられる。もし期待通りの結果が出ていなかったとしても、結果重視の欧米人に比べて日本人は過程を重んじる傾向がある。残業している人は偉いとか、有給休暇をとる人はけしからんとか、結果よりもそれまでにどうしたかや、どれだけ貢献する姿勢を見せたかということを無意識に評価の対象としていることがある。

 しかし、がんばってしまうが故の悲劇も起こっている。学校でのいじめに苦しんでいても、親に心配をかけまいと我慢し、通学し続け、ある日突然自ら命を絶つ子供。ありえないほどの残業を強要され、良し悪しの判断をする能力すらなくなり死を選ん…

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きみと風

きみと風

作家
夏生さえり
木下龍也
くまおり純
出版社
岩崎書店
発売日
2023-10-18
ISBN
9784265831128
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