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冬野夜空

職業・肩書き
作家
ふりがな
ふゆの・よぞら

「冬野夜空」のおすすめ記事・レビュー

「残念ながら関わり合っちゃったね」一方的な日曜日の約束/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』③

「残念ながら関わり合っちゃったね」一方的な日曜日の約束/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』③

クラスの人気者・香織に突如専属カメラマンに任命された輝彦。性格がまるで違うふたりは時間をともにするうち距離を縮めるが、やがて輝彦は香織が重い病と闘っていることを知って…。高校生の純愛と濃密過ぎる2カ月間を描き、刊行から僅か半年で7万2000部を超えるヒットとなった『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)。全3回で本作の序盤をお届けします。

『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)

「そう、なんだ」

「あ、今、モデルなんて似合わないとか思ったでしょ!」

「うん」

 僕は思わず頷いていた。

 たしかに彼女は華がある。アーモンドのような瞳はくっきりと大きく、鼻筋も通っている。笑うと愛嬌もあって、クラスでも人気者だというのが僕の印象だ。  だけど、モデルというような華やかな仕事には興味がないと思っていたから、意外だった。まあ、彼女とはこれまでまったく関わりがなかったから、僕の客観的な意見に過ぎないんだけど。

「失礼なやつー!」

「嘘を言っても仕方がないだろう」

「まあいいや、自分でも似合わないと思ってるし。それで、交渉は成立?…

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「君は私のことを盗撮しました」クラスの人気者に脅されて…/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』②

「君は私のことを盗撮しました」クラスの人気者に脅されて…/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』②

クラスの人気者・香織に突如専属カメラマンに任命された輝彦。性格がまるで違うふたりは時間をともにするうち距離を縮めるが、やがて輝彦は香織が重い病と闘っていることを知って…。高校生の純愛と濃密過ぎる2カ月間を描き、刊行から僅か半年で7万2000部を超えるヒットとなった『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)。全3回で本作の序盤をお届けします。

『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)

「星の光ってね、ずっとずーっと昔の光なんだって。そんな光が、私には感情を浮かべているように見えるの。ほら見てっ、一等星が笑ったよ」

 学校の屋上。校内では数少ない立ち入り禁止エリアにわざわざ僕を呼び出したクラスメイトの綾部香織は、扉を開けると開口一番にそう言った。  僕には一瞥もくれず、その視線は迷いなく空へと向けられている。  彼女に倣って僕も顔を上げるが、そこにはオレンジ色と群青色が広がる暮れ始めの空しかなかった。

「僕には笑顔のオットセイなんて見えないみたいだ」

 僕が言うと、彼女は呆れたように溜息をついて、視線はそのままに僕の…

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「プロローグ」フォトコンテスト誌上の異質な写真/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』①

「プロローグ」フォトコンテスト誌上の異質な写真/冬野夜空『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』①

クラスの人気者・香織に突如専属カメラマンに任命された輝彦。性格がまるで違うふたりは時間をともにするうち距離を縮めるが、やがて輝彦は香織が重い病と闘っていることを知って…。高校生の純愛と濃密過ぎる2カ月間を描き、刊行から僅か半年で7万2000部を超えるヒットとなった『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)。全3回で本作の序盤をお届けします。

『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(冬野夜空/スターツ出版)

 僕は、あの雨の降る七夕の日、織姫に出会った。  

[プロローグ] 『ベガ』

 あるポートレート専門のフォトコンテストの雑誌を眺めていると、特別掲載という枠組みの中に一枚の異質な写真を見つけた。

 ほかに掲載されているような、巧みな技術で撮られた美しいポートレートとはまったく異なるそれは、夏の夜空に輝く一等星の名前を題とした写真であった。けれど、そのどこにも星が写っていることはなく、部屋の中で夕陽を背景にひとりの少女がこちらを向いているという写真だった。

 ほかの作品たちと比べるとあまりにも稚拙な写真だった。被写体である少女…

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僅か半年で7万2000部超え! 『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』著者・冬野夜空、初インタビュー

僅か半年で7万2000部超え! 『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』著者・冬野夜空、初インタビュー

 余命短い彼女と、彼女の写真を撮り続ける僕。ふたりの切なくも濃密な2カ月間を描いた『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』(スターツ出版)が、現在7万2000部を超えるヒットに。著者の冬野夜空さんは、これがデビュー2作目の若手作家。大学に通うかたわら小説を執筆し、今もっとも期待されるライト文芸作家のひとりとして注目を集めている。

 作家を目指した経緯、『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。』の誕生秘話、最新作『あの夏、夢の終わりで恋をした。』での挑戦など、初めてのインタビューでたっぷり語っていただいた。

じんわり切ない読後感の物語を描きたい

──はじめに、冬野さんが小説を書こうと思ったきっかけを教えてください。

冬野夜空さん(以下、冬野):いくつかありますが、一番大きいのは「読んでいたら書きたくなった」というシンプルな理由です。特に好きな作家は三秋縋さん。三秋さんは“不幸中の幸い”を描くのがうまいんですよね。不幸が前提にありつつ、その中で幸せを見つける物語が多く、影響を受けました。僕のデビュー作『満月の夜に君を見つける』(スターツ出版)も、三秋さんの…

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「冬野夜空」の本・小説

満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

満月の夜に君を見つける (スターツ出版文庫)

作家
冬野夜空
出版社
スターツ出版
発売日
2019-08-28
ISBN
9784813707424
作品情報を見る
100年越しの君に恋を唄う。 (スターツ出版文庫)

100年越しの君に恋を唄う。 (スターツ出版文庫)

作家
冬野夜空
出版社
スターツ出版
発売日
2021-03-28
ISBN
9784813710660
作品情報を見る
あの夏、夢の終わりで恋をした。 (スターツ出版文庫)

あの夏、夢の終わりで恋をした。 (スターツ出版文庫)

作家
冬野夜空
出版社
スターツ出版
発売日
2020-06-25
ISBN
9784813709275
作品情報を見る
一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫)

一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫)

作家
冬野夜空
出版社
スターツ出版
発売日
2020-01-28
ISBN
9784813708315
作品情報を見る

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