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私をくいとめて (朝日文庫)

私をくいとめて (朝日文庫)

私をくいとめて (朝日文庫)

作家
綿矢りさ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-02-07
ISBN
9784022649492
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私をくいとめて (朝日文庫) / 感想・レビュー

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エドワード

33歳のOL・みつ子が合羽橋で食品サンプルを作る講座から始まる。独身生活を満喫しているみつ子。私も独り暮らしの頃「独り言が多いね」と言われたが、彼女の心にはAという分身?相談相手?がいる。男友達とつきあい出しても「いつもと違う行動をして何かが決定的に変わってしまうのが怖い」と感じてしまう。充実した毎日、イタリア旅行、ディズニーランド。だが、ふっと寂しくなる時がある。どのように生きてもいいよ、と社会に放り出された現代女性が生き方を探す物語だ。恋人が出来た時、Aは消えていく。Aは「アラジン」のジニーのようだ。

2020/03/22

kana

なにこれわたし?と思うことがありすぎてにやにやしちゃう。この現代的都会的な人物描写、大変好みです。30過ぎて仕事もそれなりに認められて、1人で過ごす毎日もそこそこ充実してきて、自分の中の別人格Aに小さな悩みを相談するみつ子。ほんのりいい感じの人はいてもこのままの関係でもほどほどに幸せだからいいかなーと思う。裏返せば劇的な変化に対応する自信がない。他者との深い関わりで傷つくのが怖い。この静かなピンチをみつ子はどう乗り切るのか。私をくいとめる何かは現れるのか。綿矢さん芥川賞作以来でしたがすごくよかったです。

2020/06/16

アマニョッキ

すごく面白かった!綿矢さんこういう作品も書くんだ!おひとりさま力高めのみつ子と脳内みつ子Aとのやりとりも、職場の先輩ノゾミさんとのやりとりも、油断すると吹き出してしまいそうなぐらい面白かった。「今日も他人の会話で心が重いぜ…」と嘆くみつ子。めっちゃわかる!ほんとそれ。「脳ミソの一番太い芯がファァーと甘くゆるんで、リラックスできる脳波が流れる」というノゾミさん。うんうん、推しは本当に尊いっすよね。これまで読んできた綿矢さん作品のなかでかなり上位で好きかも。わたせせいぞうさんの表紙の魅力ももれなく。

2020/11/18

ピロ麻呂

これは綿矢りさ作品の中でも、結構好きかも。主人公は長年「おひとりさま」のアラサー女子。寂しさのあまり、脳内に相談役Aの人格を作ってしまうほど痛い(^_^;)とにかく自虐ネタがおもしろい!比喩が上手くて笑える。ドラゴンボールネタも世代的にど真ん中(^^)カーターのファッションセンス…実写版で期待してます(^o^)

2020/04/23

おいしゃん

全然大きな動きのない小説だなあと終盤まで読み進めたが、奥手だった主人公のみつ子が、いつの間にしっかり自分の殻を破っていて爽やかな読後感。

2020/08/24

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