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蜃気楼の犬 (講談社文庫)

蜃気楼の犬 (講談社文庫)

蜃気楼の犬 (講談社文庫)

作家
呉勝浩
出版社
講談社
発売日
2018-05-15
ISBN
9784062939157
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蜃気楼の犬 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

刑事もので読む本が見つからなかったので手にとってみました。また異なる感じの刑事ですが現場第一主義のようです。連作短編のほかにおまけのような作品が収められています。この本の題名になっている作品が連作最後の話ですが、前の作品がどこが出繋がっているような感じになっています。また男ばかりだと味気ないということから主人公の刑事に二まわり年下の奥さんを登場させていますが、ファンの方には申し訳ないのですが余分な感じがしました。

2019/06/02

タイ子

一風変わった刑事が登場。正義なんかどうでもいい、ただ愛する妻が平和な生活をするために危険な容疑者を早急に逮捕するだけ。なんだこの人?!って思いながら読んでいくうち、この刑事の勘の鋭さと、ダテに刑事やってないなと思わせる解決の仕方に脱帽。相棒が正義一筋の新米君だから面白い。連作短編集ながら最終章で起こる事件に前章の登場人物たちを上手く配置させる辺りすごいなと思わせる。ただ、二回り年の差の妊娠中の妻がどうにもアブなくて大丈夫か?と思ううち終わったので気になって仕方ない。シリーズ化するのか?面白いので是非!

2020/07/24

H!deking

いやー面白い。今回は連作短編集と思わせつつラストで繋がるパターンですね。ストーリーやトリックは真新しさは無いものの会話のテンポ感や言葉のチョイスが相変わらずナイスですね。

2023/12/11

巨峰

連作短編集。主役の刑事だけでなく、ほかの捜査員の人柄や能力もしっかりと描かれている。続きがあってもいいように思います。刑事小説であり、推理的な相応の謎もある。(単行本で読んだので、プラスアルファの短編は読んでいない)

2021/02/26

ばりぼー

二回りも年の離れた妻のある五十過ぎの刑事「現場の番場」、捜査一課の童顔ルーキー「少年」船越、バイリンガル女性刑事「しゃかりき」前山などキャラ立ちまくりの連作警察小説。バラバラ殺人のホワイダニットにフーダニットを畳み掛ける『月に吠える兎』、介護ヘルパーが駅の階段で転落死した事故から、見過ごされていた25年前の事件があぶり出される『沈黙の終着駅』、無差別殺人と思われるスクランブル交差点での連続銃撃事件の真相を追い、正義の意味を問う『蜃気楼の犬』、コロンボばりの倒叙ミステリ『No.9』など、大満足の一冊でした。

2018/09/25

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