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蝶舞う館 (集英社文庫)

蝶舞う館 (集英社文庫)

蝶舞う館 (集英社文庫)

作家
船戸与一
出版社
集英社
発売日
2012-12-14
ISBN
9784087450187
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蝶舞う館 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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きょちょ

ベトナム戦争は、ベトコンと米軍との戦争ということだけでなく、ベトナムの少数民族たちの闘いでもあった。 時を経て2004年、ベトナムに取材に来た日本人の女優が誘拐されるところから事件は始まる。 ただ、今まで読んだ作品のようなハラハラドキドキが少なく、途中ちょっと退屈だった。 主人公も他の作品ほどの魅力が感じられない。 後期の作品とのことで、作者のボルテージが下がったか・・・。 ★★★

2018/05/27

ベトナム戦争の底流にもあった、ベトナムの民族問題。全く知らなかった。船戸与一作品なので、結末はなんとなく想像していた通り、というか、十分に伏線が張られていて、登場人物は逃げ出すことはできない。結末がわかっているからこそ、そこまでの微細な展開や描写に心を開いて受け止めることができるのだ。

2019/09/10

Masaru Yamada

船戸与一作品 初読了。東南アジア5部作の1作品のもよう。何の知識も先入観もなかったので、起承転結の起が長いと感じた。とにかく物語が全然進まない。ベトナム戦争、少数民族弾圧の歴史や賄賂まみれの警察、公安の裏事情など複雑に絡み合ってる。またベトナム人の名前が覚えていられない。肝心の内容は東南アジア版ハードボイルドと思えば、、、 この作品を読んだ感想としては誰も幸せになれない。。。重いエンディングでした。

2018/06/22

新山下

目次の後に主要登場人物とベトナムの地図があるので、長編でも分かり易かった。物語では、その主要登場人物の半数以上が殺されるか自殺をしている。冒険小説で当然かもしれないが、この著者はよく登場人物を死なせるね。

2015/11/08

nori

It is the best for me in jungle-river stories among Heart of Darkness, Apocalypse Now, this and others. However, as a novel of Funado, this is one of the worst, since readers can easily foresee the next. He might be afraid of much influence from them?

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