大人気「大水滸伝」シリーズ完結から2年。新たな長編シリーズ、1・2巻同時発売!『チンギス紀』北方謙三インタビュー
待ちに待った新シリーズ、題材は帝国を築いた英雄、チンギス・カン! 小さな氏族に生まれた13歳のテムジン(のちのチンギス・カン)の波乱の生涯が幕を開ける。
北方謙三 きたかた・けんぞう●1947年佐賀県生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、2005年『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞、16年「大水滸伝」シリーズで第64回菊池寛賞など、多くの文学賞に輝く。13年には紫綬褒章を受章。著書に『楊令伝』『三国志』『史記 武帝紀』ほか多数。
2年前に完結したものの、いまも読者を増やし続け、累計1100万部を超える大ベストセラーとなっている「大水滸伝」シリーズ。いまや北方さんの代名詞ともなったこの作品に続く歴史大河小説がついに幕を開けた。タイトルは『チンギス紀』。主人公は誰もが知るモンゴル帝国初代皇帝、チンギス・カンだ。12世紀後半、大空が広がる雄大な風景に抱かれた草原に生まれ、やがてユーラシア大陸全土へと広がる大帝国の礎を築いたこの男の生涯を、北方さんはどのように描くのか。まずは新シリーズ…