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北方謙三

職業・肩書き
作家
ふりがな
きたかた・けんぞう

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1947年唐津市生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞など受賞作多数。『水滸伝』は2006年、司馬遼太郎賞を、『楊令伝』は11年、毎日出版文化賞特別賞を受賞。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1983年
『眠りなき夜』第1回日本冒険小説協会大賞
1983年
『眠りなき夜』第4回吉川英治文学新人賞
1984年
『過去 リメンバー』第11回角川小説賞
1985年
『渇きの街』第38回日本推理作家協会賞 長篇部門
1985年
『明日なき街角』第5回日本文芸大賞
1991年
『破軍の星』第4回柴田錬三郎賞
2004年
『楊家将』第38回吉川英治文学賞
2005年
『水滸伝』(全19巻)第9回司馬遼太郎賞
2007年
『独り群せず』第1回舟橋聖一文学賞
2011年
『楊令伝』第65回毎日出版文化賞特別賞
2016年
「全51巻の『大水滸伝』シリーズが完結」第64回菊池寛賞
2017年
第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞

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 待ちに待った新シリーズ、題材は帝国を築いた英雄、チンギス・カン! 小さな氏族に生まれた13歳のテムジン(のちのチンギス・カン)の波乱の生涯が幕を開ける。

北方謙三 きたかた・けんぞう●1947年佐賀県生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、2005年『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞、16年「大水滸伝」シリーズで第64回菊池寛賞など、多くの文学賞に輝く。13年には紫綬褒章を受章。著書に『楊令伝』『三国志』『史記 武帝紀』ほか多数。  

 2年前に完結したものの、いまも読者を増やし続け、累計1100万部を超える大ベストセラーとなっている「大水滸伝」シリーズ。いまや北方さんの代名詞ともなったこの作品に続く歴史大河小説がついに幕を開けた。タイトルは『チンギス紀』。主人公は誰もが知るモンゴル帝国初代皇帝、チンギス・カンだ。12世紀後半、大空が広がる雄大な風景に抱かれた草原に生まれ、やがてユーラシア大陸全土へと広がる大帝国の礎を築いたこの男の生涯を、北方さんはどのように描くのか。まずは新シリーズ…

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北方謙三『大水滸伝』シリーズが累計発行部数1,000万部を突破! 執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作

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『水滸伝 曙光の章』1巻(北方謙三/集英社)

 執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作、北方謙三の「大水滸伝」シリーズが“累計発行部数1,000万部”を突破した。そんな金字塔を打ち立てた北方からコメントが寄せられているので紹介しよう。

私は、ただ書き続けてきただけだ。1,000万部に到達したということは、結果として読者に受け入れてもらえたということなのだと思う。読み続けてくれた人たちに、感謝している。これからも“作家としての完成”を拒絶し続け、書き続けていきたい北方謙三  「大水滸伝」シリーズとは、『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の3部作・全51巻の総称のこと。12世紀の中国、国が乱れ、人々が疲弊していた北宋末期、宋江(そうこう)という男が天下を糺す意志を込めて書いた「替天行道(たいてんぎょうどう)」という1冊の書から物語は始まる。その志に賛同する男たちが集結し、梁山泊を叛乱の拠点にした苛烈で果てしない戦いは、若き楊令(ようれい)に託され、さらには武人・岳飛(がくひ)へと引き継がれる。壮大なスケールで描かれる中国歴史大河シリーズだ。  さらに、2…

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漢たちの熱き生き様! 北方謙三『大水滸伝シリーズ』を締めくくる文庫本が刊行開始

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『岳飛伝(一)三霊の章』(北方謙三/集英社)

 中国・山東省の西部にある山・梁山。その麓には山東省を貫く黄河の洪水によって出来た沼沢があり、その地に作られたのが「梁山泊」だ。もともとは12世紀初頭(日本では平安時代)の北宋末期に宋江という人物によって反乱軍が指揮され、その軍が砦を作った場所であったが、『水滸伝』で108人の豪傑が集まったという物語となり、豪傑や野心家の集まる場所という意味になった。中国の長編小説の四大奇書のひとつである『水滸伝』は、元末期~明の始め頃(14世紀中頃~後半)に成立した物語といわれるが、正確な成立年代は不明だ。しかし多くの人物が登場する物語の圧倒的な面白さは、今も読む人の心をつかんで離さない。

 その物語と史実を背景とし、1999年から17年間もの年月をかけて魅力的な登場人物が織りなす新たな物語『大水滸伝シリーズ』としてまとめたのが作家の北方謙三氏だ。これまですべての作品が単行本として出版され、『水滸伝』『楊令伝』はすでに文庫化、そして今回ついにクライマックスとなる『岳飛伝』も、2016年11月から2018年にかけて全1…

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『キングダム』原泰久「これは最高の一巻だ」 北方謙三の「大水滸伝」最新シリーズ『岳飛伝』がついに文庫化!

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 北方謙三による「大水滸伝」最新シリーズ、『岳飛伝』がついに文庫化! 『岳飛伝 第1巻 三霊の章』が2016年11月18日(金)に発売された。シリーズ前作となる『水滸伝』『楊令伝』から読み続けているファンは「遂にか…! もう一度水滸伝から読み返さないと」「水滸伝も楊令伝も何度も読み返してたから準備は万端です!」「な、なんと! 待ちに待った『岳飛伝』文庫化スタートしてた! 早速読みます!」と、新シリーズを迎える準備は万端のようだ。

『岳飛伝』(北方謙三/集英社)

「大水滸伝」シリーズの物語の始まりは、「替天行道」という1冊の書。国が乱れ、人々が疲弊していた中国・北宋末期に、宋江という男が天下を糺す意志を込めて書いた檄文だった。やがて「替天行道」の文字がなびく旗のもと、その志に賛同する男たちが集結。梁山泊を叛乱の拠点にした苛烈で果てしない戦いは、若き楊令に託され、さらには、武人・岳飛へと引き継がれる。

 作家・北方謙三の想像力は、中華を飛び出し、西域から海を越えて日本へ、密林を突き抜けはるか南方にまで広がっていく。17年の年月をかけ壮大なスケールで展開す…

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第5回角川春樹小説賞締め切り迫る

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 今回で第5回目となる「角川春樹小説賞」の応募締切が2012年11月22日(木)に迫っている。  作品の内容は、ミステリー、時代小説、ホラー、ファンタジー、SFなど、エンターテインメント小説全般なっており、人々に感動と勇気を与えるエンターテインメント性の高い作品を募集、受賞作が選出される。受賞者には賞金100万円及び、記念品が贈られる。

 応募資格はプロ、アマチュアを問わず、未発表の長篇小説のみ。選考委員は北方謙三氏、今野敏氏、角川春樹氏となっており、受賞作は2013年6月上旬に角川春樹事務所のPR誌『ランティエ』誌上と同社ホームページなどで発表される。

●第5回角川春樹小説概要 選考委員:北方謙三、今野敏、角川春樹 募集内容:エンターテインメント全般 応募資格:プロ、アマ問わず 未発表長篇のみ 原稿規定:400字詰原稿用紙換算で300枚以上550枚以下 賞:100万円(他に単行本化の際に印税)、記念品 締切:2012年11月22日(木)当日消印有効 発表:2013年6月上旬頃 主催:角川春樹事務所 後援:紀伊國屋書店

 応募規定の詳細などは公式サイ…

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北方謙三が20代男子に喝! 現代における「男」の生き方とは

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 やれコミュニケーション能力が低い、野心がないと攻撃されがちな20代男子。 そんな彼らから「漢(おとこ)が漢に惚れるというのを初めて経験しました」とコメントが寄せられる北方謙三“大水滸伝”。北方“大水滸伝”の男たちこそ、本当の「漢」の姿なのだ。『水滸伝』(全19巻)『楊令伝』(全15巻)は文庫版だけで合わせて累計660万部を超えるメガヒット作。『ダ・ヴィンチ』10月号では、『楊令伝』文庫版完結を記念して著者・北方謙三にインタビューを行った。

 「『水滸伝』にも原典はあるんだけど、そのままではあまり面白くない(笑)。とくに後半、一束いくらみたいな感じで登場人物がどんどん死んでいくことに違和感があった。日本人の感覚からすれば、戦いに敗れることや、死んでいくことの意味をもっと掘り下げたい。だから、『水滸伝』を書くにあたって、負けるということを小説で思うまま書いてやろうと思った」

 『水滸伝』は時の政権に反旗を翻し、「梁山泊」という要塞を築いた108人の豪傑の物語。北方さんは『水滸伝』を換骨奪胎し、革命を夢見る男たちの波瀾万丈な物語として書き上げた。『楊令伝…

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長谷川博己×中江有里 『水滸伝』を熱く語る!

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 作家・北方謙三が描く「大・水滸」シリーズ。『楊令伝』文庫版完結と、『岳飛伝』2巻発売を記念して、「大・水滸」公式サイトにて俳優の長谷川博己と、女優で脚本家の中江有里が同シリーズについて熱く語った動画が配信される。

 同シリーズは『水滸伝』(文庫版全19巻)、『楊令伝』(文庫版全15巻)、『岳飛伝』(単行本1~2巻以下続刊)の三部作からなる大シリーズ。中国・北宋時代を舞台に腐敗した政治を正すための武力闘争に身を投じる名も無き男たちを描く。

 刊行記念として配信される長谷川博己と中江有里の動画は、8月27日(月)から9月2日(日)までJR東日本とJR西日本の車両内のトレインチャンネルでも同動画のショートバージョンが流れるということなので、見かけた方はぜひチェックしてみてほしい。

 さらに『岳飛伝』単行本刊行記念として、「北方謙三セレクト男の万年筆」「岳飛伝ロゴ入りロックグラス」「特製 岳飛伝 色紙(額装入り)」が抽選で当たる「男の逸品プレゼント」キャンペーンも開催されている。

 詳しくは公式サイトにて。 ⇒北方謙三「大・水滸」シリーズ公式サイト(集英社) …

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北方謙三に学ぶ、大人の男になるための「ワイルドな読書術」

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大人としての深みを増すためにはどうすればよいのか。さまざまな経験を経て得た深みは何ものにも代えがたいが、ひとつのツールとして本を手にとってみてはどうだろう。文芸界を代表する大人の男・北方謙三氏に読書術を伺った。

*********************************** 読むことで男になれる小説や本なんてない。そりゃないよ、あればみんな読むだろう。要は読み方。女は流行を意識しがちだけど、男だったら流行とは関係なく、本の背からにじみ出るにおいを嗅ぎとって選ぶわけだ。そして自分の流儀を作れ。それが一番。だけど分からないなら、書店で本を10冊選んで買う。苦しかろうがなにしようが全部読む。自分なりの読書術があればいいけど、なければとりあえずなんでもいいから10冊完読しろということ。これは俺の経験からの読書方法。

俺が本格的に読書をするようになったのは中学生のころで、河出書房のグリーン版『世界文学全集』を読んだっていうのが最初だね。全50冊くらいで、ミハエル・ショーロホフの「静かなドン」とか、パール・バックの「大地」なんて作品が入っていた。そうい…

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