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樽とタタン

樽とタタン

樽とタタン

作家
中島京子
出版社
新潮社
発売日
2018-02-22
ISBN
9784103513513
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樽とタタン / 感想・レビュー

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starbro

中島京子は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、大人の事情赤樽喫茶店物語、連作短編集でした。短編のタイトルも好い雰囲気で、懐かしく感じました。タタンの佇むオールド喫茶店で美味しい珈琲を飲みたいなぁ!

2018/04/02

fwhd8325

ちょっと不思議な小説だけど、あれっ、なんだか懐かしい。子供の世界と大人の世界。家庭でなく、子供が初めて体験する大人たちの世界は、魅惑的です。

2018/08/26

ユカリ

その女の子はいつも、喫茶店の隅に置かれた赤いコーヒー樽の中にいる。彼女を「タタン」と名付けた老小説家をはじめ、愉快な大人たちが集う…。何十年ものちにタタンちゃんから見た大人の世界が追想される。記憶はうまく楽しく書き換えられ、中島さんお得意の不思議テイストへ。タタンちゃんの成長を見守るノスタルジー感も良い。個人的にお祖母さんの章が懐かしくて。我が祖母もぶっきらぼうな男言葉みたいな方言で話していたので。やはり北関東出身とあり、納得。 タルトタタンは蘊蓄話のみ登場(^^)

2019/03/28

❁かな❁

とっても良かったぁ!なんだか懐かしい♪読みながら小学生だった頃のことを思い出す。赤い樽のある喫茶店。常連の小説家から「タタン」と名付けられる。個性的な大人の常連客達と過ごすタタンの日常。中島京子さんの作品を読むのは3作目。各章あたたかくユーモアがある♡ゆるやかに流れていく時間が心地よい♪おばあちゃんとのお話が特に大好き♡ぱっと消えてぴっと入るって表現いいなぁ*おばあちゃん、マスターや常連客達との心の交流が素敵♫最終章も良かった!小説家に聞いてはいけない質問がありますね。ラストが秀逸!優しい素敵な短編集♡

2018/08/02

ナイスネイチャ

図書館本。昭和の時代を背景に毎日通った喫茶店に集う人々を小学生目線で綴った小説。様々な大人を子供の感性で表現しているのでほんわかして優しい雰囲気に包まれる作品でした。

2018/05/04

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