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おいで、一緒に行こう (文春文庫 も 20-8)

おいで、一緒に行こう (文春文庫 も 20-8)

おいで、一緒に行こう (文春文庫 も 20-8)

作家
森絵都
出版社
文藝春秋
発売日
2015-06-10
ISBN
9784167903794
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おいで、一緒に行こう (文春文庫 も 20-8) / 感想・レビュー

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★グラスハート★

2.0 2011年3月11日に起こった東日本大震災。その後のペットレスキューに取り組んだ人たちを取材したノンフィクションな内容であり、筆者も同行している。 約7年経つのでその当時と感じる部分は違うけど、人間が優先されペットが後回し。地震国の日本なのに災害時の対応が後回しになり、人ですら最低限な生活を得るのにカナリの日数がかかる。その状況の中でペットの為に危険を冒せるこの方たちは凄いと思う。 緊急時の状況でも動物を「生」として見られる人が一人でも増えてくれる事を願います。

2018/03/07

itoko♪

福島原発事故後、有志のボランティアさん達が行っているペットレスキュー。その取材(同行)の記録。、災害時、避難所に連れて行けず置いていかれたペットたち。飼い主の帰りを信じ、その場を離れようとしない犬。「誰も悪くない。でも原発事故さえなかったら。」飼い主さんの悲痛の声が印象に残る。ペットレスキューの原点は『母性』だそうだ。でも、母性というだけでは語れない、言葉に出来ない感情がこの作品(記録)の中に溢れていた。国の支援がほとんどない分野。うちにも犬がいるので決して他人事ではないだけに、色々考えさせられた。

2015/07/22

nyaoko

地震は天災だが、それによって引き起こされた原発の放射能汚染、住民たちの強制避難、突然取り残された家畜やペット達にとっては人災である。無念の中に置いてきた動物達を助ける為に何度も福島に通うペットレスキューの人達には本当に頭が下がる。もう飼えない、もう会えない、一体どれだけの悲しみがあの街に溢れているのだろう。報道では決して伝えない現実に胸が詰まる思いだ。「おいで、一緒に行こう」たったそれだけの言葉に救われた命の重さは計り知れない。原発はいらない。二度と動物達を犠牲にしない為に私達は忘れてはいけない。

2015/11/03

二代目 びあだいまおう

大震災後被災地に残されたペット達を救け出す人達への同行取材記。突然の災害とはいえ、人間優先策の犠牲となった動物達を、我が身を顧みずに探し救う姿に涙?です。こうした災害でなくとも安易にペットを手放す人が絶えない現状をよけいに情けなく思う。ねぇ、もっと命を大切にしよう、命に責任持とう?‼️って言っても、わかって欲しい人はこの本読まないか? 

2018/09/25

むっちゃん✿*:・゚

あらすじを見て、読むなら今だ!と思いました。2011年3月11日の大地震による原発事故で強制避難区になった20キロ圏内。一時避難だと思って置いていかれた犬や猫。そのペット達を助けようと動いたボランティアの動物レスキューの人たちを描いたドキュメンタリー。やっぱり辛いし読んでて苦しくなる部分も多いですが、読んで良かったと思えます。この本のいいところは辛い苦しいだけじゃないところ。希望もあり笑いもあるので、どよーんとせずに読めました。「飼い猫は、絶対、手放しちゃだめだ。」に胸が押し潰されました。

2016/02/08

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