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死を笑う うさぎとまさると生と死と

死を笑う うさぎとまさると生と死と

死を笑う うさぎとまさると生と死と

作家
中村うさぎ
佐藤優
出版社
毎日新聞社
発売日
2015-02-19
ISBN
9784620322902
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あらすじ

万人に必ず訪れる最期の日。その日を前に人はどうあるべきか?
女の業を生きる「痴の巨人」中村うさぎと、現代を代表する「知の怪人」佐藤優。ともにキリスト教に影響を受け、そして原因不明の病で死の淵をさまよった中村と、いわゆる「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤。異色の二人が贈る「死の入門書」がついに解禁。

<目次>
◆まえがき 佐藤優

◆第1章 死の淵から
「天国の門」が現れない!/モスクワで死の危機/弔うチンパンジー/地獄から帰ってきた?/痛みは人格を変える/ゲームに見る死生観/人間よりネコの方が信用できる/『週刊文春』に殺される/壊れる人格/美の欠如は女の死

◆第2章 死の意味
「おまえはすでに死んでいる」/自意識のマッチポンプ/世間様が忘れるといけないから……/粉かけ女の割烹着プレイ/小保方家の危機管理能力/ネコ殺し/死と責任/ビジネスホテルでVシネマ/詩人・安倍晋三/怪作『贖罪』/のりピーは無罪!?

◆第3章 死と生
安楽死とカルヴィニズム/キリスト教とギリシア思想の結婚/天国は「特養」じゃない/「絶対無」と「絶対有」/三島由紀夫の自決/芸術的な死/人はいくつまで体を売れるのか?/切腹プレイ/生のエロスと死のタナトス/ムキムキモテマッチョ/ナショナリズムはオナニー/死の自覚が時間の概念を生む

◆第4章 死を想う
いとこの自殺/神の見えざる手/ドアノブで首を吊るということ/自殺する権利/拡大再生産システム/聖なる世界はすばらしい?/超越的なもの/『塩狩峠』と『氷点』/現実と妄想のはざま/人間は死ぬから楽しい

◆第5章 死とともに
六つの魂/わたしのお墓の前で……/大食いは罪/写実でデブ/エボラ出血熱の恐怖/ヤクザ映画に学ぶ/占い師と弁護士/取材をかねたような裁判/生まれ変わるとしたら/役人の死/自分の健康は自分が管理するもの/喧嘩上等/永遠の命という罰/作家としての性

◆あとがき 中村うさぎ

死を笑う うさぎとまさると生と死と / 感想・レビュー

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mazda

病気で死にかけた中村さんと、社会的に抹殺された佐藤さんの会談形式の本です。集団的自衛権がポエム、という記述については正直どうかと思うし、中村さん自身は日本の右傾化にとても不安を覚えているようで、両者のアンチ安倍という傾向がすけて見えます。サイコパスは治らない、というコメントは結構過激だな、と思いましたが、そうならば法整備を進めてそんな人が世の中に出てこないようにしないといけないと思うのですが…。二人の会話がどれほど信憑性があるのかを検証する必要があるのでは、というのが率直な感想です。

2016/05/31

リノン

中村うさぎさんと佐藤優さんの対談は、「聖書を読む」「聖書を語る」に続き3冊目です。相変わらず、面白い。佐藤さんはVシネマと「闇金ウシジマくん」を見ているとは、驚きました。文中に繰り返し出てくるので、その度に笑ってしまいます。宗教により、死の捉え方が違うのは興味深いです。“あらゆる宗教で自殺を絶対的に否定している宗教はない。”、“沖縄では魂が6つある。日本やキリスト教では、魂は一つと考える”など、知らないことも多く、勉強になります。佐藤さんのルーツは沖縄とキリスト教にあるようですね。

2015/05/27

mari

大好きなうさぎさんと佐藤優さんの対談本。いろいろ深いのだか、下世話なネタも2人の解説でなるほどなと再認識。オボちゃんのご実家に着目している点なんてさすが。山本太郎は憑依されやすいにも、思わず膝を打った。安倍さんは詩人という点だけは同意できなかったけど。

2015/04/24

りり

佐藤優さんはうさぎさんの本来備えている生真面目な資質を上手く引き出せることができると思う。私の中で二人は宗教友達(という言葉があるのかは知らない)であり、キリスト教という基盤を持っている同士なのだ。内容はどれも興味をひかれたが、ポエムな人々(安部やオボちゃん)についての記述が大変納得できて、面白かった。それから意外や意外、佐藤さんのVシネ好き!笑うしかない。

2015/12/24

bakumugi

いろんな「彼岸」が二人の個性全開で語られていて大変面白い。ざっくばらんな対談だが、死について生について、とても真面目に語りあっている印象。安部さんの原動はポエムだから分析しても仕方ないってのには笑ったが。佐藤優氏が対談中紹介している本、気になるものばかり。自分のことでいま一番怖いのは死よりもむしろ衰えだな。もし老眼が進んで本が読めなくなったら…。自分を断つ道を考えてしまうかもしれない。

2015/11/20

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