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お岩 小山内薫怪談集 (幽BOOKS 幽ClassicS)

お岩 小山内薫怪談集 (幽BOOKS 幽ClassicS)

お岩 小山内薫怪談集 (幽BOOKS 幽ClassicS)

作家
小山内薫
東雅夫
出版社
メディアファクトリー
発売日
2009-05-20
ISBN
9784840127332
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お岩 小山内薫怪談集 (幽BOOKS 幽ClassicS) / 感想・レビュー

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リッツ

有名な四ッ谷怪談は昔映画や漫画で観たし、京極作品の伊右衛門は、美しく驚かされたし、これは原作?と借りてみましたら出だしから、え?え?え?の連続。かなり違う、私の聞いてた話と。登場人物も多ければ、酷い人、情のない人の多いこと!そしてもれなく復讐されるので、とても長い念のいった物語で、怖いけど止まらない。祟りだけでなく法のもとに裁かれる者もいて、それは当然のことながら最後まで固まりそうに怖かった。同時収録は、実話だったのでビビって今は開けませんでした。

2016/08/20

佐倉

四谷怪談の物語を近代の世界観…心霊主義や心理学的なものも含めて…に翻案しているような作品に思えた。それというのも大正年間に小山内薫氏によって描かれた四谷怪談の翻案だが、さらに原本としてアメリカ人作家ベンネヴィルが四谷雑談集や講談を元に書いたものをいわば逆輸入する形で翻案したものだかららしい。この作品においてお岩が化けて出てくるシーンは怨霊が現れるのではなく、怨霊の存在を恐れるものの心理の反映として描かれる。ひとつの時代の四谷怪談観として面白く読めた。

2022/07/09

ZEPPELIN

お岩さん、顔だけじゃなく性格にも難があるのかと思いきや、バカ野郎なのはその他大勢だった。中盤から始まる復讐が凄すぎて、怪談なのにワクワクしてしまう。自刃できればまだマシな死に方で、死体が歩き出すところなんてもはやコメディー。鶴屋南北の四谷怪談と一部が違うらしいけれど、これはこれで充分に楽しめた。表紙が黒、ページの外枠も黒で、怪談の雰囲気を盛り上げているし、2ページごとに細かく区切って読みやすくしている点もいい。皿屋敷と牡丹灯籠もないかなぁ

2014/05/09

S‐tora

◎ お岩さん以外登場人物が皆クズなのが凄い。 結局怖いのは人間の業ということで。

2016/04/28

あここ

装丁借り。見開き毎に区切られてて読みやすかった。やっぱ新聞掲載かぁ。。。朝刊かしら?この内容が??(笑)全然爽やかではないけど(笑)何やろ・・・誰もいい人が出てけぇへん感じ。みんな私利私欲。ホンマにお岩さんの怨念やったんか、思い込みで怖がって自滅したんか。恨まれるようなコトしたらあかんね・・伊右衛門さんがこんな肝の据わった人とは思わんかったねぇ、猫かぶり。でもこのくらいやないと悪いトコできひんね。おろおろするくらいならせんかったらいいのに。それにしてもの皆殺し・・すごい威力。ここまで恨むの疲れるやろな。。

2012/04/09

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