KADOKAWA Group

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東雅夫

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
ひがし・まさお

プロフィール

最終更新 : 2018-09-07

「幽」編集長/文芸評論家/アンソロジスト

「東雅夫」のおすすめ記事・レビュー

怪談&ホラーのプロが選ぶ! 怪談実話ブックガイド【東雅夫編】

怪談&ホラーのプロが選ぶ! 怪談実話ブックガイド【東雅夫編】

 “本当にあった怖い話”が読みたい方にはリアルさが身に迫る「怪談実話」と呼ばれるジャンルがおすすめ。怪談専門誌「幽」元編集長で、文芸評論家・アンソロジストの東雅夫さんオススメの特選ブックガイドをお届けします。

実話の極意も実は言霊にあり!(寄稿)  最初に、名称問題について、ひと言。要するに「怪談実話」と「実話怪談」のどちらが正しい呼称かという問題ですが、ジャンルを指す場合は「怪談実話」が正解です。このことは「実話」の部分を別の言葉に置き換えてみれば、一目瞭然。たとえば怪談映画や怪談漫画を、映画怪談、漫画怪談と呼んだら不自然ですし、意味合いが変わってしまいます。『幽』では怪談小説・怪談漫画・怪談実話という三つのジャンルを、誌面構成の三本柱に据えていたので、当然のことながら「怪談実話」と称していたわけです。今の話とも微妙に関連しますが、怪談実話にとって、言葉選びのセンスや繊細さは、とても大切な要素です。

 怪談実話とは、ある人が実際に体験したとされる怪異を聞き書きすることで成り立つ、特異な文芸ジャンルです。ときには体験者自身が執筆することもあります。い…

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本当に出ちゃうのか!? 肝まで冷やす怪談巡りのためのガイドブック『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫)

本当に出ちゃうのか!? 肝まで冷やす怪談巡りのためのガイドブック『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫)

『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫/KADOKAWA メディアファクトリー)

暑い。8月も終わりに近づいたとはいえ、気候的にはまだまだ夏真っ盛りといったところだ。

こう暑いと、つい怪談噺でも聞いて涼みたくなるもの。けど、ちょっと待った。いつも怖い話を聞くばかりでは芸がない。今年は怖いものが出そうな場所へ、ちょっと出かけてみませんか?

というわけで、今回は怖い場所へのお出かけに最適なガイドブックをご紹介する。7月に発売された『ぼくらは怪談巡礼団』(加門七海、東雅夫/KADOKAWA メディアファクトリー)は怪談専門誌『幽』に連載された、ホラー作家・加門七海と文芸評論家・東雅夫による怪談紀行をまとめた本である。

「怪談紀行って言ったって、どうせ噂の心霊スポットとかをめぐるだけの話でしょ」と思った貴方、断じて違う。これは泉鏡花や柳田国男といった日本の怪談文芸に登場する舞台を紹介しながら、東・加門のコンビと『幽』編集部のメンバーが実際に赴きレポートするという、怪談文芸の名作ガイドを兼ねたトラベルブックなのである。

文芸作品の薀蓄を披露し、訪れるスポットの文学…

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京極夏彦が津軽三味線、舞踏とコラボ! イベント「死者の魂と語らう」開催

京極夏彦が津軽三味線、舞踏とコラボ! イベント「死者の魂と語らう」開催

「死者の魂と語らう―京極夏彦を迎えて」チラシ表

 2014年9月12日(金)、仙台市・日立システムズホール仙台<仙台市青年文化センター>にて「死者の魂と語らう―京極夏彦を迎えて」と題して、小説家の京極夏彦氏の朗読が行われる。第2部では、京極氏とアンソロジストで『幽』編集長の東雅夫氏との対談も開催される。

 同イベントは「仙台の街に文学を届ける」をテーマに、朗読で文学作品の魅力を味わう「ライブ文学館」の14回目として行われるもので、第1部「京極夏彦、自作朗読~津軽三味線と舞踏とともに」では、朗読に合わせて津軽三味線奏者の山上進氏と、舞踏家の森繁哉氏とのコラボレーションが、第2部「対談 東北幻想~みちのくから、死者の声に耳を澄ます」では司会に仙台の出版社「荒蝦夷」の代表・土方正志氏を迎え、京極氏と東氏の対談が行われる。

「死者の魂と語らう―京極夏彦を迎えて」チラシ裏

 日本には古くから、幽霊や妖怪、異界を描いた「怪談」が存在していました。現実世界では見えがたいもの、現実とは異質な世界に生きるもの、そうしたものを描く「怪談」はいつの時代も様々な形で人々の心…

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越後妻有「大地の芸術祭の里」にて、怪談とアートを巡るイベント開催!

越後妻有「大地の芸術祭の里」にて、怪談とアートを巡るイベント開催!

 2015年に第6回目となる「大地の芸術祭」の開催を控えた新潟・越後妻有の「大地の芸術祭の里」にて、怪談とアートを巡るイベントが開催される。

 2014年8月9日(土)は、アンソロジストで怪談専門誌『幽』の編集長を務める東雅夫と舞踏家で民俗学者の森繁哉による「越後里山怪談」が行われる。夏の風物詩である「怪談」をテーマにした、朗読と踊りと語りの夕べ。夏の濃緑の里山を背景に繰り広げられる独特の世界観を堪能してほしい。

 さらに「越後里山怪談 里山の霊地とアートをめぐる2日間」と題したツアーも用意されている。9日(土)の「越後里山怪談」の後に、築50年余の木造校舎を改築した宿「三省ハウス」に宿泊し、翌日10日(日)は小荒戸集落や大棟山美術博物館のほか、マリーナ・アブラモヴィッチの作品「夢の家」、クリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンによる「最後の教室」など海外アーティストの作品を訪れる。東雅夫と森繁哉とともに、里山アート作品と異界の地を感じる2日間となっている。

 盛りだくさんのイベントだが、9日(土)「越後里山怪談」のみ、10日(日)のツアーのみ…

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「怖くて不思議な文学展」開催 東雅夫講演、京極夏彦展も

「怖くて不思議な文学展」開催 東雅夫講演、京極夏彦展も

『怪談えほん いるの いないの』(作:京極夏彦 画:町田尚子/岩崎書店)

 香川県高松市の菊池寛記念館にて、菊池寛記念館第23回文学展として「怖くて不思議な文学展」が開催される。

「文学の極意は怪談である」―詩人で作家の佐藤春夫が語ったとされる言葉だ。この言葉を裏付けるように、夏目漱石や太宰治など日本文学史に名を残す作家達の多くが、怪談や怪奇幻想小説を執筆している。中でも、作家や画家、役者を集めて百物語怪談会を開催した泉鏡花や、化物の絵を描き、家族や友人から怪談を蒐集した芥川龍之介などは、熱心な怪談愛好家だったという。

 同展では、小泉八雲「おしどり」の草稿や谷崎潤一郎「人魚の嘆き」の草稿など、明治から現代までの作家達が生み出した怖くて不思議な文学や、作家と怪談の様々なエピソードを紹介する。そのほか、岩崎書店の「怪談えほん」シリーズの原画なども展示される。

 開催期間は2014年7月26日(土)から8月31日(土)。初日には、アンソロジストで怪談専門誌『幽』の編集長でもある東雅夫氏による「菊池寛と怪談の時代」と題した講演が行われ、その他にも期間中は「街頭…

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「西荻 一箱古本市」開催 ビブリオバトル、東雅夫トークイベントも

「西荻 一箱古本市」開催 ビブリオバトル、東雅夫トークイベントも

 2013年11月3日(日)と4日(月祝)の2日間、西荻窪で3回目となる「西荻 一箱古本市」が開催される。

 3日は駅北側の西荻北4丁目界隈で約25の「一箱古本市」がたち、西荻北の2つの商店会主催でイベントが開催されるほか、古本屋の店主が「まちと本屋さん」について熱く語るトークイベントが開催される。4日は南側の「松庵文庫」にての開催となり、文芸評論家でアンソロジストの東雅夫氏のトークイベントや書評合戦「ビブリオバトル」が開催される。

 東雅夫氏のトークイベントでは、幻想作家・泉鏡花の140回目の誕生日を記念して、鏡花が遺した400篇近い全文業の中から今最も注目すべきベスト10作品を紹介・解説する。

●開催概要 <11月3日> 一箱古本市 開催時間:11:30~17:00 場所:西荻窪駅の北西、伏見通りをまっすぐ行った西荻北4丁目界隈

トークショー 開催時間:19:00~20:30 『古書 音羽館』店主 広瀬洋一氏×『石神井書林』店主 内堀弘氏 場所:かがやき亭 料金:1000円(1drinkつき)  定員:40名(先着順) 申し込み:KISSCAFE公…

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東雅夫×東直子トーク「百鬼園百物語の夜」開催

東雅夫×東直子トーク「百鬼園百物語の夜」開催

『百鬼園百物語』(東雅夫/平凡社ライブラリー)

 文芸評論家でアンソロジストの東雅夫氏と、歌人で小説家の東直子氏のトークイベントが、2013年8月12日(月)に、東京杉並区上荻の6次元で開催される。

 内田百閒の全文筆業の中から「怪異小品」の趣を湛えた作品を編んだ『百鬼園百物語』。同書の編者である東雅夫氏と、女性のための怪談誌『Mei(冥)』にも寄稿している歌人で小説家の東直子さんによる、百鬼園百物語についての涼やかなトークイベント。

 編み方によってまた新たに伝わってくる内田百閒の怖さとその魅力について、2人の朗読も交えながら、迫っていく。

 同トークイベントは、エアコンなどに極力頼らず、音楽や物語の力で心に木陰をつくり、都心部にいても涼やかに夏を楽しむことを目指したイベント「避暑しよ。」のひとつとして開催される。今後も名古屋や京都などで音楽イベントなどが開催される予定だ。

●開催概要 東雅夫×東直子トーク「百鬼園百物語の夜」 開催日:2013年8月12日(月) 時間:19時/開場 19時30分/開演 21時30分/終了予定 場所:6次元 東京都杉並…

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注目の新刊 『百鬼園百物語 百閒怪異小品集』 ダ・ヴィンチ2013年9月号

注目の新刊 『百鬼園百物語 百閒怪異小品集』 ダ・ヴィンチ2013年9月号

「百鬼園」の別号で知られる文豪の、処女作「冥途」を含む小説・日記・随筆を百物語の形式で編み上げた掌編集。現実世界から巧みに幻想のあちら側へと呼びこんでいく細やかな描写が幾多にも味わえる。一編ずつじっくり読みこむも良し、次から次へと読み進むも良し。

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「東雅夫」の本・小説

怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)

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作家
となり そうしち
伊藤潤二
東雅夫
出版社
岩崎書店
発売日
2024-02-16
ISBN
9784265079599
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妖髪鬼談

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作家
東雅夫
宮田登
出版社
桜桃書房
発売日
1998-08-01
ISBN
9784756705525
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柳花叢書 河童のお弟子 (ちくま文庫 ひ 21-8 柳花叢書)

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作家
柳田國男
芥川龍之介
泉鏡花
東雅夫
出版社
筑摩書房
発売日
2014-12-10
ISBN
9784480432315
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恐怖通信 鳥肌ゾーン 2うずまき

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作家
東雅夫
にじぞう
出版社
ポプラ社
発売日
2013-02-09
ISBN
9784591131978
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霊 星新一・室生犀星ほか (文豪ノ怪談 ジュニア・セレクション)

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作家
星新一
倉橋由美子
水木しげる
室生犀星
東雅夫
金井田英津子
出版社
汐文社
発売日
2017-04-05
ISBN
9784811323312
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ドラコニアの夢 (角川文庫)

ドラコニアの夢 (角川文庫)

作家
澁澤龍彦
東雅夫
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-02-24
ISBN
9784041066065
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夢野久作ドグラマグラ幻戯 (学研M文庫 ゆ 2-1 伝奇ノ匣 5)

夢野久作ドグラマグラ幻戯 (学研M文庫 ゆ 2-1 伝奇ノ匣 5)

作家
東雅夫
出版社
学研
発売日
2003-05-13
ISBN
9784059002369
作品情報を見る

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