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失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで

失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで

失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで

作家
大和 彩
小山健
出版社
WAVE出版
発売日
2014-09-25
ISBN
9784872907070
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失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで / 感想・レビュー

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やすらぎ

手続きって本当に面倒くさい!仕事を始めるにも辞めるにも、難しいことだらけ。引っ越しだってそこら中に連絡して、これってどうにかならないの。せっかくお金を稼いだのに申告しなきゃいけないし。…知っています。それが社会生活を送ることだって。でもみんな苦手です。後回しにします。失職女子だって同じです。助けるためのいろんな仕組みがあるけれど、青い空なんて大嫌いだ!桜なんか全部散ってしまえ!なんて気持ちになっちゃったら、苦しくて塞ぎ込みます。こんな私なんかでも生きていていいんだ!と思えるきっかけをくれる人は必ずいます。

2019/05/19

キク

男性ホームレスが生活保護を申請するエッセイやマニュアルはよく見かける。でも若い女性が成果保護を申請する内容の本は見たことがなかった。著者は「借金か、風俗か、自殺かで悩んだ」と書いてるけど、確かに若い女性だと生活保護って、選択肢には入りにくいんだろう。情報を知っているってやっぱり大事なんだと思う。向こうが広めたい情報はグイグイと生活に食い込んでくるけれど、こっちが本当に必要な情報は、その存在を知らないと検索で辿り着くことができないって結構あると思う。「貧困生活を送るとIQが下がる」って言葉が印象的だった。

2023/03/11

鷺@みんさー

著者の年齢はハッキリとは書かれていないが、文中から察するに私の何歳か上らしい。ロスジェネである。両親が毒親、リーマンショックと「採用されなくなる年齢」が重なり、ひたすら採用落ちまくる。やがて精神的な病気へと…。色々と身に詰まされる気持ちで読んでいたが、実用書として読むには情報が足りない。あくまで「読み物」としてのエッセイのつもりで、一人の「貧困女子」の生の声を読むのが正解。→

2018/10/30

fu

独身女性の3人に1人は貧困状態にある。正社員で働いていた人が生活保護を受給する時代が到来しているのが現実なのだ。虐待、リストラ、心の病、働く場所も住む場所もない。完全に負の連鎖に絡めとられている著者の過酷な人生。生まれて最初に接することになる親との関係性で躓いた人は、社会でも躓く可能性が高まるのかもしれないと感じた。100社不採用でお祈りメールがじゃんじゃん届けば、卑屈になり心が折れてもおかしくない。「派遣は40代で切られますよ」も衝撃的だった。

2015/11/01

プル

図書館「本日の返却本」で見つけた一冊。明日は我が身と思い、後学のために読んでみても損はないだろうと手に取った。読み易く直ぐ読み切れる。著者が職を失い、精神を病むのは不幸だ。しかし、お金が無くなるまでに3桁体重?ストレスからくる過食なの?(そのあとどうなっているかは知らない)カタカナ履歴…外資系を目指さない?どこぞの美術大卒?DVであると主人公が歌う両親はもしかして金持ち?40超えても女子?都区内で安い公団はないのか?口が達者でないならば、身体を動かす仕事は試さないの?私には課題を残す著者です。面白いけど。

2020/11/20

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