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森田芳光全映画

森田芳光全映画

森田芳光全映画

作家
宇多丸
三沢和子
出版社
リトル・モア
発売日
2021-09-16
ISBN
9784898155455
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森田芳光全映画 / 感想・レビュー

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ポルポ・ウィズ・バナナ

資料的価値は勿論のこと、とにかく森田監督のフィルモグラフィがドラマチックで面白すぎる。適切な意見ではないかもしれないが、監督の最後の作品が『僕達急行』じゃなかったとしてもドラマは成り立つ。常に変化している。しかし一般筋が通っている。と、同時になんとも言えん行間がある。BOXセットに『そろばんずく』が収められなかったのは残念だが、しかし、その欠損があるのもまた森田監督らしいような気がする。まさしく全作品集「の・ようなもの」なのだ。あとは各人補填しましょう。

2023/07/06

まさやん80

森田マニアの宇多丸が、森田映画の伴走者である三沢和子さんと森田映画の一本一本について語り尽くすという夢のような企画。とにかく、森田映画の隅々まで熟知する宇多丸がホストだから、エッと思うような指摘があり、またそれに応える三沢さんの森田監督や森田映画のエピソードがすごい。 森田芳光の映画は、かなりの確率で良作ではあるが、一方で凡作も少なくはない。しかし、その凡作も、この本ではまた違った視点が提供されており、再度見てみたという気にさせる。森田映画を語る上で欠かせない本となった。

2021/11/07

レンコン餅

一度見た作品も多いけれど、もう一度確認したくなる位、森田芳光の仕掛けや作り方の工夫を実感する分厚い一冊。森田組出演者から後輩映画監督に、評論家に原作者まで幅広い人たちの文章が読めるだけでもお得感いっぱい。宇多丸さんと三沢さんのトークショーの盛り上がりも伝わってくる。ブルーレイ発売まで楽しみ

2021/10/05

コマンドー者

でかい、重い、高いの森田監督の全作品解説集。宇多丸によるトークセッションの書籍化なので、大ボリュームだが、読みやすく、適格に作品ごとの魅力が伝わる。

2022/01/25

hanuta

各作品を再見しながら読むと実に楽しい。語られることの多い『の・ようなもの』から『家族ゲーム』『それから』『メイン・テーマ』あたりに加えて、『キッチン』以降の作品にもしっかりページが割かれている。『失楽園』『黒い家』を見返したくなった。とても丁寧に作られた価値ある一冊▼ところで2023年現在『そろばんずく』を見る方法はないのか?

2023/12/30

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