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中野信子

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
なかの・のぶこ

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1975年、東京都生まれ。脳科学者。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できる「MENSA」の会員。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行い、テレビのコメンテーターやコラムニストとしても活躍。主な著書に『脳科学から見た祈り』など。

「中野信子」のおすすめ記事・レビュー

正義中毒は多数派に流れやすい…多様性を狭めた集団の末路/『人は、なぜ他人を許せないのか?』⑥

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炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、脳の構造が引き起こしていた!「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、その発露の仕組みを脳科学の観点から解き明かしていきます。

『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

多様性を狭めた集団は滅亡に向かう  正義中毒にかかった人たちは、一見するとそれぞれ独自の理論、独自の正義を持っているように見えます。しかし実際は、自分がターゲットにされることを恐れる気持ちから、多数派に流れている人が多いと言えるでしょう。  例えばAを「不謹慎だ!」と叩く論調が主流になってしまうと、異なる意見を持っていたとしても、言い出しにくくなります。これは、第3章で述べる同調圧力の問題とも絡んでくる事象です。  社会全体でこういう方向に踏み出すことは、長期的に見ると非常に危険です。多様性を狭めた集団は、短期的には生産性を向上させ、出生率も上昇して成功を収めるのですが、進化の歴史の上では滅亡に向かいます。  言い換えれば、種としての健全な繁栄のためには、多少コストと感じたと…

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正義中毒にわざと餌を撒いて躍らせる「炎上ビジネス」とは/『人は、なぜ他人を許せないのか?』⑤

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『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

自分と異なるものをバカにしあう不毛な社会  SNSで飛び交っている、正義中毒者がなぜか頻繁に使用する単語は「バカ」です。  自分が絶対的に正しいという過剰な思い込みから、異なる考えを持つ他人をバカと決めつけ、攻撃(バッシング)を加えます。  災害時などに見られる過剰な不謹慎叩きや、芸能人の不倫叩きも、こうした見方から再考すれば、「あいつはバカだ」「あんなバカなことをするやつは許せない」「叩かれて当然だ」という、正義中毒者の暴走と見ることができるのです。  ネットの登場とSNSの普及によって、私たちはより正義中毒にかかりやすくなりました。また、中毒症状が全世界に公開される場が出現してしまったことで、誰がバカなのか、誰が自分よりも劣っているのかを常に気にし続けなければならない状況…

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ちょっとしたミスが致命傷に…著名人のSNSは諸刃の剣/『人は、なぜ他人を許せないのか?』④

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炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、脳の構造が引き起こしていた!「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、その発露の仕組みを脳科学の観点から解き明かしていきます。

『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

著名人にとってSNSは諸刃の剣

 著名人がインターネットやSNSに参加することには、いくつものメリットがあります。ファンや支持者に直接メッセージを発し、時にはコミュニケーションを取ることで関係性が深まりますし、場合によっては販促などにも貢献するでしょう。  かつてはマスコミの力を借りなければできなかった意思表明も、自らのコントロール下で自由に行うことができます。例えば、急にスキャンダルが浮上したとき、記者会見を開かずとも、SNSやブログ、動画サイトなどで自由に意見や考えを述べることができるようになったわけです。  反面、よく起こっている割に見落とされがちなデメリットもあるように思います。  著名人や専門家は、何らかの専門分野を持ち、あるいは何らかの世界で実力を広く認められている…

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“安心して”罵りの言葉をかけられる社会… SNSが許せない感情を「見える化」した/『人は、なぜ他人を許せないのか?』③

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『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

SNSが隠れていた争いを「見える化」した

 誰かを許せないという状況は、人間が社会を作ってきた歴史とともに常に存在していたことでしょう。しかし、許せない感情を抱いたからといって、実際に相手に向かって「あなたを許さない!」と宣言するかどうかは、また別の問題です。  意見の対立する者同士が向かい合い、ルールに基づいた建設的な議論をするのならばともかく、反対しているという理由だけで面罵し合うというのは、まるで子ども同士の喧嘩のようです。  実際には誰でもしがらみがあり、社会的な立場があって、損得勘定や忖度も働きます。こうした条件がブレーキとなり、リアルな人間関係のなかでは、「許せない」という感情を吞み込むことが望ましい態度とされます。平社員が社長に、営業担当がクライアントに腹を立てて…

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「人を許せない自分」を許せない苦しみ… 穏やかに生きるためには/『人は、なぜ他人を許せないのか?』②

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炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、脳の構造が引き起こしていた!「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、その発露の仕組みを脳科学の観点から解き明かしていきます。

『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

「人を許せない自分」を許せない苦しみ  ただ、多くの人は元々怒りっぽいわけでも、誰彼構わず攻撃を仕掛けているわけでもありません。普段は、あくまでごく常識的な、穏やかな態度を保てるのに、ある話題、ある状況になると、豹変してしまうのです。  歴史の話になると自分の説と異なる説を唱える相手を見逃せない、特定の野球チームを応援している人は許せない──などがありがちな例でしょう。  そして、実際に人と接するリアルの世界では我慢できるのに、ツイッターやフェイスブックなど、インターネットやSNSの世界では攻撃的になってしまうというケースが多々あります。というより、ネットの広がりが正義中毒を顕在化させ、より強めているのではないかと考えられます。    一方で、自らの正義を主張する快…

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「芸能人の不倫」「大手企業CMの差別表現」が許せない!! 誰しもがなり得る“正義中毒”って…/『人は、なぜ他人を許せないのか?』①

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『人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子/アスコム)

はじめに ── 許せない自分を理解し、人を許せるようになるために

「我こそは正義」と確信した途端、人は「正義中毒」になる

 あなたは、どんなときに人を「許せない」と思いますか?

「恋人や配偶者が浮気をしていた」 「上司からパワハラやセクハラを受けた」 「信頼していた友達から裏切られた」

 こんな経験をしたことがある、あるいは身近な人が経験しているという方は、多いのではないでしょうか。ここで生じる「許せない」感情は、自分や自分の近しい人が何らかの被害を受けたことに対する憤りであり、強い怒りが湧くのは当然です。  では、こういう場合はどうでしょうか?

「清純な優等生キャラで売れていた女性タレントが不倫をしていた」 「飲食店のアルバイト店員が悪ふざけの動画をSNSに投稿した」 「大手企業がC…

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<内田也哉子×中野信子>家族のカタチは1つじゃない。常識にとらわれない内田家の愛とは?

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『週刊文春WOMAN』の創刊1周年イベント「《週刊文春WOMAN meets 樹木希林展》内田也哉子×中野信子トークイベントWhat is a family!?」が1月14日(火)、横浜市の新都市ホール(そごう横浜店9階)で開催された。

 樹木希林さん(享年75)と内田裕也さん(享年79)の一人娘、内田也哉子さんは型破りな夫婦関係を目の当たりにしながら、自身も19歳で俳優・本木雅弘さんと結婚。現在は3人の子どもに恵まれている。父の裕也さんとは、一度も一緒に暮らしたことがなく、生涯で会った時間も算出できると言い、母・希林さんに対しては、別居をしながらも裕也さんを敬い、大切に扱うことに疑問をもった。

 樹木希林さんのユーモアと洞察に満ちた名言を集めた『一切なりゆき─樹木希林の言葉』(文藝春秋)は、トーハン、日販の年間ベストセラーランキングで1位になるなど、今もなお、その夫婦関係に注目が集まる。

 個性的な両親の死後、殺到する講演依頼をすべて辞退してきたそうだが、今回、脳科学者の中野信子さんとの対談という形で、初めて一般読者の前で思いを語った。

■子育ては別…

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『最高の生き方』ムーギー・キム対談【第1回 中野信子】 日本人は高収入より「人の役に立つ」ほうが幸せ――最新の脳科学に学ぶ幸福のヒント

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 2019年3月末に新著『「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」 と思ったら読む 最高の生き方』を上梓した、ムーギー・キム氏。本書の中では、いわゆるエリート職に就きながらも働きがいや生きがいについて悩むビジネスパーソンの悩みに応えるべく、霊長類学・宗教学・哲学・心理学・脳科学の第一人者とともに、「価値を実感する生き方」を多元的に論じている。自らも多様なグローバル企業で活躍し、国際的ベストセラーとなった『最強の働き方』『一流の育て方』の著者としても知られるムーギー氏が、3部作完結編『最高の生き方』の真髄を本連載でお届けする。第1回は本書の第3章に登場する脳科学者・中野信子氏に、承認欲求を満たすことを人生の目的にしてしまう現代人の行動原理を、脳科学の観点からうかがった。

欧米人と日本人の「幸福感」の違い

ムーギー・キム氏(以下、ムーギー) 今の世界で幸福に生きる方法を考えるには、最先端の脳科学で解明された人間の性質を知ることがとても重要だと思っています。そこでまず中野さんにお聞きしたいのですが、人が幸せを感じるとき、脳内ではどんなことが起きているの…

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科学がつきとめた「運のいい人」 (サンマーク文庫)

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出版社
サンマーク出版
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サイコパス (文春新書)

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文藝春秋
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ISBN
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脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

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作家
中野信子
出版社
幻冬舎
発売日
2014-01-30
ISBN
9784344983359
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脳科学からみた「祈り」

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作家
中野信子
出版社
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発売日
2011-12-01
ISBN
9784267018916
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ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)

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作家
中野信子
出版社
小学館
発売日
2017-09-28
ISBN
9784098253081
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努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

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作家
中野信子
出版社
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発売日
2014-07-06
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あなたの脳のしつけ方 (青春文庫)

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作家
中野信子
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9784413097314
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シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 (幻冬舎新書)

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作家
中野信子
出版社
幻冬舎
発売日
2018-01-18
ISBN
9784344984813
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