注目の新刊 『神去(かむさり)なあなあ夜話』 ダ・ヴィンチ2013年1月号
突然、林業の現場に放り込まれた平野勇気。1年が過ぎた今、神去村が大好きだ。山の時間は百年単位で流れる。林業を通して、村の生活の中で勇気のなかにも愛と信頼が存在するって気づかせてくれた。『神去なあなあ日常』に続く林業エンタテインメント小説の傑…
突然、林業の現場に放り込まれた平野勇気。1年が過ぎた今、神去村が大好きだ。山の時間は百年単位で流れる。林業を通して、村の生活の中で勇気のなかにも愛と信頼が存在するって気づかせてくれた。『神去なあなあ日常』に続く林業エンタテインメント小説の傑…
かつてダ・ヴィンチ本誌でも「BL界の芥川賞」と称された名作が、ついにBLの枠を超えて登場した。この秋、講談社文庫から発売された『箱の中』は、2006年に刊行された木原音瀬の『箱の中』 と『檻の外』(草間さかえ:イラスト/蒼竜社)の表題作を1冊にまとめ…
今年4月に『舟を編む』で2012年度本屋大賞を受賞し、ノリに乗っている三浦しをん。新刊への期待が高まるなかついに上梓されたのは、エッセイ集『お友だちからお願いします』と書評集『本屋さんで待ちあわせ』。8月と10月、連続刊行という嬉しいサプライズだ…
今年で誕生40周年を迎える池田理代子の傑作少女マンガ『ベルサイユのばら』(池田理代子/集英社)。 “ベルばら”は、ご存じの通り、男装の麗人・オスカルに、彼女を慕う青年・アンドレ、世紀のお姫さまであるマリー・アントワネットの3人を通して、フランス革…
直木賞作家・三浦しをんの新作エッセイ集『お友だちからお願いします』(大和書房)が出版された。 三浦といえば、小説だけでなく、知的な仕掛けがふんだんに盛り込まれた軽妙なエッセイにも定評があるが、今回の『お友だちから~』はこれまで以上の刺激と新…
あればあるだけ食べてしまう性格が招いた体重の増加、チョイワル風ヘアスタイルに変身した父、祖母と母の愉快なやりとり――。普段は「『アホ』としか言いようのないエッセイを書いている」著者がちょっとだけ「よそゆき仕様」で綴った、待望の最新エッセイ集。
橋下徹大阪市長の“文楽批判”が、賛否を呼んでいる。 橋下が批判を行ったのは、先月26日に国立文楽劇場で『曽根崎心中』を観劇した後のこと。2009年の府知事時代にも、文楽観劇後に「二度と見に行かない」と発言していたが、今回は「ラストシーンがあっさりし…
先日、50万部を超えるベストセラー小説『舟を編む』(三浦しをん/光文社)が、松田龍平と宮崎あおい主演で映画化されることが発表された。このニュースを受けて気になること。それは“本屋大賞受賞作の映画ヒロインは、どうして宮崎あおいなのか?”というこ…