あざといまでの大団円! ヤクザが経営する観光ホテルは笑いと涙がいっぱい
今や安定のヒットメーカーにして大御所作家となった浅田次郎の、初期のエンターテインメントである。笑いと泣かせ、人情とドタバタが隅々までみっちり詰まった娯楽小説。著者のサービス精神がそのまま文字になったかのような楽しさだ。 舞台は奥湯元あじさい…
今や安定のヒットメーカーにして大御所作家となった浅田次郎の、初期のエンターテインメントである。笑いと泣かせ、人情とドタバタが隅々までみっちり詰まった娯楽小説。著者のサービス精神がそのまま文字になったかのような楽しさだ。 舞台は奥湯元あじさい…
JALの機内誌に連載中の浅田次郎さんのエッセイの単行本化第二弾となる「アイム・ファイン!」。第一弾の「つばさよつばさ」を堪能した私は、「アイム・ファイン!」を電子書籍のサイトで見つけ、早速、ダウンロードしてみました。 本書には、機内誌に掲載さ…
本書のキャッチコピーは、「最高の人生とは“たいそうな給料をもらい、テキトーに仕事をする”ことである。」となっています。 主人公たちの再就職先、いわゆる天下り先でのユル~い第二の人生が描かれている期待感を裏切らない、浅田次郎氏の2009年作品が電子…
猛烈サラリーマンの椿山和昭(46才)は連日の無理と過労がたたって、取引先業者との飲み会の最中に倒れ、そのまま帰らぬ人に。残したのはひと回りも違う美しい妻とかわいい息子、そして彼が文字通り“命をかけてきた”仕事。 高卒のたたき上げで本店の婦人服課…
自分の会社を潰し、離婚もして一人きりで落ちぶれてしまった40歳の中年男、城所安男。安男は病気の母親を助けるべく、百マイル先のサン・マルコ病院に母親を自分一人で運ぶことを決意する。旅の途中のもう二度と交わせないかもしれない母と息子の会話が胸を…
旅好きの私“ぷりまべら”が、海外旅行の帰路に必ず行うことがあります。 機内誌の世界地図のページを広げ、次に旅行に行くとしたら、どこがいいかなぁと考えるのです。その旅が楽しければ楽しいほど、次に行きたいところが次々と浮かんでくるものです。地図を…
唐突ですが私、自衛隊に入隊したことがあります。 大学2年の秋。「自衛隊行くんだ!」とうきうきしている私に、周囲はまったく理解を示してくれませんでしたが、「浅田次郎とめぐる『蒼穹の昴』ツアー」なるものに2回も参加し、唯一のリピーターだったという…
こんにちは、かべちんです。 数年前にSMAPの稲垣吾朗さんが愛読書として挙げていたのを見かけ、さっそく4巻まとめて文庫を購入したものの、ボリュームとストーリーの壮大さから「積読本」として本棚に眠ったままだった「蒼穹の昴」…。 先々月号のダ・ヴィン…