藤子不二雄Aから村上春樹、西加奈子まで!総勢90人の作家の素顔が垣間みられる“しめきり症例集”
「〆切(しめきり)」。人がそのことばを最初に強く意識するのは、おそらく小学生の夏休みだろう。宿題を提出期限までに間に合わせなければと思っていたあの頃からウン十年。大人になった今でも、あらゆる仕事や家事の〆切に追われ続けている。もっと上手に…
「〆切(しめきり)」。人がそのことばを最初に強く意識するのは、おそらく小学生の夏休みだろう。宿題を提出期限までに間に合わせなければと思っていたあの頃からウン十年。大人になった今でも、あらゆる仕事や家事の〆切に追われ続けている。もっと上手に…
せっかく秋めいてきたというのに、〈緑色をした気の触れた夏〉という言葉を見てすぐさま、湿度が高くてうだるような日本の夏を思い出してしまった。主人公の少女のどこにも行き場がなくて鬱屈とする感情と、ここ数年の出口の見えないような夏の暑さが、何だ…
現代日本を代表する小説家・村上春樹の文学作品と、イラストレーションとの関係をテーマにした企画展『村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』が2016年5月25日(水)~2016年8月7日(日)まで、ちひろ美術館・東京で開催され…
――『羊と鋼の森』の2016年本屋大賞受賞おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。 宮下さん「『ええ?』という驚きと信じられない気持ちが大きくて、まだ実感がないですね。ただ、自分が好きなことを突き詰めて書いた作品が本屋大賞になったので、…
―小説を書くことに関する、僕の見解の(今のところの)集大成みたいなものとして読んでいただければと思う― 430万部を突破した、1987年の『ノルウェイの森』を機に、世界的に“ハルキスト”を有することとなった作家・村上春樹。上記の言葉は2015年9月に刊行し…
2013年4月に発売された、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の電子版が2015年12月4日(金)に発売される。 村上作品ではこれまで、『村上さんのところコンプリート版』『走ることについて語るときに僕の語ること』など、エッセイ・ノン…
2015年のノーベル文学賞。英国など複数の大手ブックメーカーで2番人気となり、「今年こそ村上春樹くるだろ」と、国内だけでなく世界中の期待が集まっていたが、選ばれたのはベラルーシの女性作家である、スベトラーナ・アレクシェービッチとなった。 村上が…
アメリカ文学研究者であり、稀代のメキキスト・柴田元幸が、古今東西の文学世界を変幻自在に遊びつくす文芸誌『MONKEY』の最新号が、2015年10月15日(木)に発売された。同号では、最新作『職業としての小説家』の発売を記念し、作家の川上未映子による村上…