オンナもこっそり濡れる 「官能小説はエンタテインメントだ!」
官能小説はエンタテインメントだ!
世の女性たちは官能小説をどんな目で見ているのでしょう。興味はあるけど手に取る勇気はない? 何事も食わず嫌いは禁物。先入観に惑わされる前に、まずはオンナ目線でちらりとその世界を覗き見。後半では官能小説と電子書籍との相性について探ります! ※前半はこちら
そもそも官能小説ってどんなもの? 「人が心の奥に持っている淫心をかきたて、燃え上がらせる。それこそが官能小説の醍醐味です」 過去に読破した官能小説は膨大。官能小説評論の第一人者、永田守弘さんは官能小説をこう定義しています。
つまり、ただ淫らなことをたくさん書けばイコール官能、というわけではない? 「その通り。だから『官能小説なんてどれも同じ』『官能小説家は文章力がない』なんていうのは大間違い。官能を書くには特別の筆力を培う修練が必要だし、誰にでも書けるものではありません。どぎつい言葉を連発するだけならトイレの落書きと一緒。官能小説は読者のイマジネーションを喚起するために、多様な表現や工夫が凝らされたエンタテイメント小説の一ジャンルなんですよ」
官能小説=エンタテイメント…