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風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

作家
小野不由美
山田章博
出版社
講談社
発売日
1993-04-20
ISBN
9784062551205
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風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) / 感想・レビュー

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合縁奇縁

とてつもない妖と対峙した泰麒は、身動もせず、その双眸を睨み続けた。長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は「使令に下れ」。異界へ連れてこられても、転変もできず、使令も持たなかった泰麒は、このとき、まさに己れが「麒麟」であることを悟った。未だ、天啓はないまま。ついに、幼い神獣が王を選ぶ。「十二国記」シリーズ第3弾。黒麒麟、泰麒の物語の後編。戴国に麒麟旗が掲げられ、王になることを望む者(昇山者)たちが泰麒に会うために続々と蓬山に集って来る。王を選ぶ天啓がどんなものか判らないまま、昇山者と対面する泰麒は、騎獣を

2017/08/03

NADIA

景麒より多くのことを学んだが、麒麟としての本性を取り戻すことができなかった泰麒。昇山の季節を迎えてしまったが、果たして王を選ぶことはできるのか? 王気らしい気配は感じ取ることがなかったが、威圧感のようないかめしい空気を漂わす戴国将軍・驍宗は気になって仕方ない存在。彼を助けるために麒麟の能力を発揮し、とんでもない妖魔を使令に下す場面は下巻の見せ場の一つだ。麒麟としての能力を徐々に顕しながらも、性格は大人しく優しい小さな男の子のまま。本当に可愛い。やっぱり阿選は許せないな(--# 

2019/12/16

やっちゃん

ウソがバレたらどうしような状況にソワソワする泰麒がいかにも子供らしくてかわいい。上巻に続いてかわいい少年をただただ愛でるまったりした一冊でした。

2023/04/28

風里

十二国記再読祭り中。 泰麒は人を見る目があるのだろう。 己の責務を理解したうえでの苦悩は、大人でも大変なのにあの小ささでそれをきちんと果たしている。 さすがは黒麒というべきか、いや自分が不甲斐ないだけなのか。

2013/07/21

たいぱぱ

シリーズ2作目は、麒麟の成長物語。麒麟とは何ぞやとの理解も深まり、益々十二国の世界観にハマってきました。わずか10歳で蓬莱(現代の日本)から、十二国にやってきた要くんに、息子の事を重ねてしまい愛しくて仕方ありませんでした。饕餮(意味はわからんが、凄く危険な感じの漢字です)を折伏するシーンは、わかっちゃいたけど興奮しました。物語中に出てきた「臨兵闘者皆陣列前行」という九字(護身法)が僕の覚えてる九字と違ってびっくり。宗派によって違うんですね。読友さんの読む順番お勧めに従い、次は『魔性の子』いきます!

2019/09/17

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