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それでも彼女は歩きつづける (小学館文庫 お 27-5)

それでも彼女は歩きつづける (小学館文庫 お 27-5)

それでも彼女は歩きつづける (小学館文庫 お 27-5)

作家
大島真寿美
出版社
小学館
発売日
2014-08-05
ISBN
9784094060690
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それでも彼女は歩きつづける (小学館文庫 お 27-5) / 感想・レビュー

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らむり

外堀から埋めていくような人物の描き方は面白いなと思ったが、話はあまり面白くなかった。

2014/10/17

えりこんぐ

大島真寿美さん2冊目。映画監督の柚木真喜子が海外の賞を取ったことで、ほんの少しざわめく6人の女性たち。このタイプの連作短編は、いろんな女性たちの人生を覗けるのがいい。彼女たちの中では色濃く残る柚木真喜子だが、読み終わっても本人像はぼんやりとしか浮かび上がってこない。(・・?) 不思議な読後感です。

2016/02/18

えりまき

2023(18)大島さんの文章が大好きです。映画監督・柚木真喜子さんに関わる人々の連作短編集。柚木と大喧嘩して絶交した志保の「転がる石」。トウベエこと溝口仁志と結婚したさつきの「トウベエ」←一番好きです。柚木の妹・七恵の「チューリップ・ガーデン」。柚木家のご近所の居酒屋の娘・亜紀美の「光」。柚木が所属する事務所の登志子の「伸びやかな芽」。柚木の映画出演者・十和の「流れる風」。

2023/01/25

エドワード

私は映画狂といえるほど好き。スペクタクル映画もアニメ映画もよくわからない映画も観る。柚木真喜子監督作品は単館ロードショー作品だな。空気感や時のうつろいを描く映画ってあるよね。現役の高校生が演じる映画「アコースティック」。脇役で出演した十和の章が胸キュンだね。二十代になって思い出す、彼女を運命づけた撮影の一週間。<「ずっとここにいたい」と思っていた。>そういうことってあるよね。作品自体は柚木真喜子の周りの人々の語りで彼女を浮彫りにするものだけど、私は十和のノスタルジーに惹かれた。そういう読みってあるよね。

2015/07/14

ken_sakura

面白かった。結構満たされました。賞を受賞した女性映画監督を軸に、関わりのある、又はあった6人の女性を描いた7つの短編集。6人の女性主人公の屈託が良いです。言葉になり難い屈託を選んだ著者が好きです。最後の脚本型の「リフレクション」は苦手。恩田陸に脚本型の小説(タイトルは覚えてない)があった記憶があり、大苦戦したのを思い出した。最初から6本は良かったので、6勝1敗。

2015/05/24

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