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空色ヒッチハイカー (新潮文庫)

空色ヒッチハイカー (新潮文庫)

空色ヒッチハイカー (新潮文庫)

作家
橋本紡
出版社
新潮社
発売日
2009-07-28
ISBN
9784101351834
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空色ヒッチハイカー (新潮文庫) / 感想・レビュー

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射手座の天使あきちゃん

「今どき居ないよなぁ」と思うような好青年(笑)の主人公(高校三年生・実は無免許)が59年製のキャデラックに乗って九州目指して旅立ちます 旅のお供は、これまた「絶対居ないでしょ!」と断言したくなる美人で性格ちょい悪、でも結構純粋なヒッチハイカーの杏子ちゃん 途中で更に色々なヒッチハイカーを乗せながら青春の旅は続きます 悪人が登場しないので肩が凝らずに楽しめるお話でした、今ならトンデモナイ事件になりそうですけどね(笑)

2013/05/18

相田うえお

★★★★☆ この作品、楽しかったですよ。ただ気になった事があります。(1)18歳の高校生が無免許でキャデラックを運転し旅する設定はあまりにも無謀過ぎやしませんか? (2)そんな違法行為をしてるのに次々とヒッチハイカーを車に乗せるって暴露るリスキーさがあるから普通しないでしょ? (3)いくらヒッチハイカーでもこんな怪しい車に乗車するか?※いや〜なぜ、あるハイカーが棒棒鶏を食べたのか?そして吃音なのか?というのはすべてがバンジージャンプの洒落にもっていきたかったのかぁ。でも牧場にバンジーは無いでしょ?普通。。

2016/06/28

ゴンゾウ@新潮部

爽やかな読後感。期待していた以上に面白かった。受験勉強を中断して何かに区切りをつける為に大好きな兄が残したキャデラックに乗って旅に出る彰ニ。思いもしない旅の終わりがとてもも良かった。姿を消した兄貴の苦悩と決断に共感した。それにしても謎の美少女、杏子ちゃんがとても素敵だ。クールだけどときおり見せる優しさ。こんな子がそばにいたら毎日楽しいだろ うなと思ってしまう。まさしく大当たり!

2016/06/04

chiru

59年もののキャデラックを無免許運転してヒッチハイカーを拾う18才の男の子のロードムービー。 なぜ無謀ともいえる計画をしたのか、目的地に何があるのか…の謎に夢中になった。 弟の一言に『それ、誰が決めたんだ?』って兄が言うシーンが印象的。 たくさん悩んで答えを見つけようとする姿に心をつかまれる。 読み終わると映画『ファンダンゴ』を観たくなりました。 ★5

2018/02/12

おかむー

兄の残した年代物のキャデラックで、ヒッチハイカーの女の子と西へ向かう。旅路で出会うひとびとと小さな事件がぼくを変えるのだろうか?『よくできました』。勉強はできる、色気には弱い、何をやってもお兄ちゃんにはかなわない、そんな主人公・彰二が旅の最初に出会った杏子とともに過ごす七日間のロードノベルは、“自分探し”ほど鬱陶しい重さはなく、それでも登場人物それぞれの不思議な人物像のなかに漂うほのかな物悲しさが橋本作品らしくて好感がもてますね。けして人生の答えが出るわけではないけれど、それでこその青春小説なのですね。

2015/03/23

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