『新もういちど読む山川世界史』『N』――この夏、旅先で読みたい1冊【ダ・ヴィンチWeb推し本+】

ダ・ヴィンチWeb編集部メンバーが、月ごとのテーマでオススメの書籍をセレクトする、推し本“+”。7月のテーマは、「旅先で読みたい1冊(2022)」です。
“空はいつもシャッターチャンスにあふれている”『空の辞典』(小河俊哉/雷鳥社) 『空の辞典』(小河俊哉/雷鳥社) 高層ビルが乱立する東京だからなのか、平日は空を見上げる心の余裕がないからなのか、週末や旅先で急に「あ、空ってこんなに綺麗だっけ」とか「地球は大きいんだな」と当たり前なことにしみじみする瞬間がある。四季によってもだし、見上げた時間、見上げた場所によっても、様々な表情を見せてくれる空ひとつひとつに名前がある。朧雲、かなとこ雲、レンズ雲……『空の辞典』を開くと、その数に驚くとともに、情緒的な名前と由来、字面にうっとりしてしまう。旅先で見た美しい空を名前とともに心に刻んでおく。その空に再び出会えた瞬間、あの日の旅の記憶が蘇る。素敵じゃないだろうか。
勉強し直す……ではなく、ノスタルジック旅の演出役に『新 もういちど読む 山川世界史』(「世界の歴史」編集委員会/山川出版社) 『新 もういちど…