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方舟を燃やす

方舟を燃やす

方舟を燃やす

作家
角田光代
出版社
新潮社
発売日
2024-02-29
ISBN
9784104346080
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方舟を燃やす / 感想・レビュー

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starbro

角田 光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 昭和~平成~令和、市井の人々の大河小説、人間ドラマ、著者の筆力で読ませますが、期待値が高い作家だけに、少し残念な作品でした。 https://www.shinchosha.co.jp/book/434608/

2024/03/22

fwhd8325

何かが起きそうでいながら、淡々と展開しているように感じます。世代的に同じ時間を歩んでいるだけに、ふと考えると人生ってそんなものかなと思ってします。そんなにドラマチックではないけれど、振り返ってみるとなかなかの人生だったとも言えるような。少しのざわざわ感で、この物語を引っ張っているんだと思うとすごい物語なんだと思います。

2024/04/03

ゆみねこ

文章は読みやすく語られる時代は自分の人生と重なるのに、なんだろう読み終えてモヤッとしたものが…。1967年生まれの飛馬と戦後すぐに生まれた不三子がコロナ禍の子ども食堂で出会い、そこで生まれたものとは?不三子には共感出来ず。自分が信じたもの、それを信じ続けることの是非、角田さんは読者に問いかけるためにこれを書いたのだろうか。

2024/04/08

のぶ

昭和から令和へと続くクロニクルのような物語だった。話は飛馬と不三子という二人の主人公の行動に沿って交互に展開する。二人の人生と共に描かれるのは、同じ時代を生きた人なら、見聞きし経験してきたはずの出来事ばかり。口裂け女、コックリさん、恐怖の大王などの都市伝説、オカルト、新興宗教等。人々は情報に左右され、何かを信じる人と信じない人の間には分断が生まれる。文通からSNSへと、他者とつながる方法は急速に進化していく。どれも自分の知っている事ばかりで懐かしく感じた。面白く読んだが、自分の求めている作品ではなかった。

2024/03/30

美紀ちゃん

文通のワクワク感。わかる。SNSみたいな感じかもしれない。母の死は実は病死ではなく自死だった事実。驚く。なぜ?子ども食堂オープン。ひとりで食べるよりみんなで食べた方が美味しい。自分で書いた文章を誰かが読んで励まされたり行動を起こしたりすることは気持ちが高揚する。ここで2人が出会う。望月不三子は、宗教じみてる。不三子は自分がウザいことを自覚できていない。世界がせまかったからだと思う。人に褒められることは嬉しい。料理が美味しいとか楽しいとか初めて言われて色々なことに気づく。生きがいを見つけられて良かった。

2024/03/17

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