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日曜日は青い蜥蜴

日曜日は青い蜥蜴

日曜日は青い蜥蜴

作家
恩田陸
出版社
筑摩書房
発売日
2020-11-30
ISBN
9784480815514
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日曜日は青い蜥蜴 / 感想・レビュー

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starbro

恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者のエッセイは、10年ぶりのため、初読です。タイトルに日曜日が入っていたので、本日(12/13日曜日)に読みました。素敵なタイトルなので深い意味があるかと思いきや、前回のエッセイが『土曜日の灰色の馬』(未読)だったため、『曜日+色+動物』とのことです。因みに次作は、『月曜日は水玉の犬』のようです。本作は書評中心の構成ですが、共読が10作程度なのが残念です。著者との共通点は、ほぼ同年代なのと、子供の頃、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ好きだったことでした。

2020/12/13

旅するランナー

本や映画などの鑑賞系を中心にしたエッセイ集第二弾。主に2011~2016年のもの。読書歴、嗜好、影響が素直に語られ、紹介された作品を読んだり観たくなったりします。さすが人気作家の筆力。それと、作者の本名「ななえ」さんと、山本周五郎との関わりなど、興味深いお話が盛りだくさん。姉妹本「月曜日は水玉の犬」も刊行されるそうです。

2021/04/25

いつでも母さん

私は語彙力が乏しくて上手く理論的にも語れない。感覚で…ただ感じるままの読書なのだ。だから恩田さんの紡ぐ世界に憧れたり、そろりと距離を置いたりしてる。本作は10年ぶりの書き綴ったエッセイ集のその1とのこと(その2は来年『月曜日は水玉の犬』)恩田さんが読んだ本や観た映画、舞台について。本当に好きなんだろうなが伝わる。どれも恩田さんの世界があった。そんな感じ。なんだか凄いなぁ。Ⅰ章とⅣ章が特に好きだった。

2020/12/24

紅はこべ

恩田さんの読んだ本が、私の読んだ本、読みたい本とだいぶ重なるのが嬉しい。前から思っていたが、恩田さんは本の好みが一番合う作家。『裏切りの晩餐』なんて、絶対恩田さん好みだと思っていた。若竹さんへの思いがすごく胸に沁みた。恩田さんが好きな人は多分絶対若竹さんも好き。クイーン/カー派の新本格派の面々に対し、恩田さん若竹さんはクリスティ派。若竹さんの恩田さんへの思いも知りたいな。東京五輪についてはコロナ禍以前の文章だけど、既に五輪の無理さ加減を見抜いておられたのかな。

2021/05/19

NADIA

てっきり小説だと思った。恩田さんの小説っぽいタイトルだったから。読んでみると、エッセイに本や映画を絡めた、読書案内だった。恩田さんはさすがプロなので、読者としても超一流だ。達人のオススメする作品はどれもこれもが魅力的で、読んでみたくなる。紹介されている作品の中の星新一の『ノックの音が』は私も所有している(筈だ)。中学生の時に大好きで手当たり次第読んだ作家さんだ。収録短編すべてが「ノックの音がした」で始まることは知っていたが、後半にも同じ一文があるとは知らなかった。蔵書を探して読み直してみようと思う。

2021/06/01

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