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Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち

Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち

Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち

作家
辛島デイヴィッド
出版社
みすず書房
発売日
2018-09-11
ISBN
9784622087007
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『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を世に出した天才編集者・経営者が“ひとめぼれ”した本をチェック!

『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』』

辛島デイヴィッド みすず書房 3200円(税別)

装丁:小川純子(みすず書房) 装画:岡本滋夫 編集:小川純子

村上春樹がどのようにエージェントと契約し、どのようにプロモーションされ、どのように有名になっていったのかが綴られている。クリエイターのエージェント業を行っている僕にとっては、喉から手が出るほど知りたい話!

『U&I』

ニコルソン・ベイカー:著 有好宏文:訳 白水社 2400円(税別)

装丁(日本語版):榛名事務所 装画(日本語版):川野次郎 編集(日本語版):金子ちひろ

以前このコーナーでセレクトした『もしもし』という小説と同じ、ニコルソン・ベイカーの作品。きわめて細かいディテールにこだわる、マニアックな作家ならではの内容。白水社はこのような作品をし…

2019/1/3

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Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち / 感想・レビュー

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2019/01/24

ぐうぐう

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2018/10/02

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《図書館本》NHK「英語で読む村上春樹」講師を務めていた著者の村上春樹に関する本ということで読む前からかなりの期待を持っていた。内容はまさに期待どおりの充実したものだった。今や世界的な小説家である村上春樹の作品についてなぜそれほどまでに世界で認められるようになったのか、それは単に村上作品の秀逸さだけではなく、翻訳家や編集者など周囲の人々の努力と協力そして少なからず幸運が要素になっていたことがよく理解できた。翻訳とは単に原作に忠実に訳すことではなく、翻訳先の言語世界でいかに理解されるか売れるかを(→)

2018/12/07

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2018/12/16

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