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本からはじまる物語

本からはじまる物語

本からはじまる物語

作家
恩田陸
出版社
メディア・パル
発売日
2007-12-01
ISBN
9784896100907
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ジャンル

本からはじまる物語 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

総勢18名の精鋭作家さん達が、各々個性豊かに書き綴る「本」「本屋」を舞台にしたショート・ショートです。それぞれの作品が10頁ほどなので、とにかく読みやすく、作風もラブストーリーあり、ミステリーあり、ファンタジーありの読み応え十分な素晴らしい作品です。初読みの作家さんも多数いて、こういった作品を手に取ることで、さらに読書の幅が広がっていく喜びもまたひとしおかなと。個人的には、やっぱり「本屋」さんを舞台にした作品がどれも印象的でしたが、「本」に対する作家さんそれぞれの‘思い’がとてもよく伝わってきます。

2015/09/05

あつひめ

本、とか本屋という同じテーマだけを差し出されて出てきた作品は・・・みな作家さんの個性がキラキラとしている。名のある作家さんばかりなので読者はお目当てがあったりして手に取るのだろうけど、作家さんは短い作品だからこそ腕も試されるところ。猫に本ってなんか似合うなぁ・・・なんて思ったり。ゾクゾクしたり、ほんわかしたり・・・心の準備体操をしたみたいな気がする。今回は初めての作家さんはいなかったけど、久しぶりに読んでみたくなった作家さんに声をかけられた気分。私的にはどれも甲乙つけがたく気に入った作品が並んでいる。

2014/04/29

takaC

面白かった。この企画気に入った。同じテーマでもう2倍くらい読みたい。

2011/11/20

ちはや@灯れ松明の火

目の前を空飛ぶ絵本が横切った。もう手放してしまった、幼い頃読み耽った色褪せた絵本。思わず手を伸ばしたら本の森に転がり込んだ。ずらり並ぶ本屋。子供時代通い詰めた、もうなくなったあの店や改装して小奇麗になったあの店も、昔のまま。なけなしの小銭を握ったちびに戻って木造の書架を見上げる。欲しい本を全て買えないと分かっているからこそ、背表紙は誘惑たっぷりに笑いかける。電車に乗り訪れた大型書店、書架は迷宮の壁、行きつ戻りつ、時間の経過を意識の外に追い出しぐるり巡る。…そんな白昼夢を見た、一瞬の永劫。

2010/05/31

ままこ

本を題材にした18編のアンソロジー。恩田陸さん『飛び出す、絵本』絵本ハンターの話は発想が面白くワクワク楽しめた。三崎亜記さん『The Book Day』4月22日に行われる行事。これはロマンがあってとても素敵!その幻想的な夜空の情景を思い浮かべてうっとり。心温まる作品だった。猫が登場する作品がいくつかあったがやっぱり猫と本は相性が良いのだろうな。

2019/04/13

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