ホラー映画の登場人物の気持ちが少しわかった気がした/『蕎麦湯が来ない』⑤
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 ナイロンジャケットの擦れる音が耳に残る 風が吹いている…
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 ナイロンジャケットの擦れる音が耳に残る 風が吹いている…
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 誰も取らなかったピックの軌道 十代最後の夏、人気ミュー…
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 水面に太った男が映っている 私が今住んでいる町から、大…
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 >> 次のページに続く <第3回に続く>
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビ・せきしろ×又吉直樹が詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集より、その一部をご紹介します。 >> 次のページに続く <第2回に続く>
全国の小学生から投票を集め、子どもたちの「1番好きな本」を集計する第2回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」(以下、「こどもの本総選挙」)。大きな注目を集める同イベントの「ベスト10結果発表会」が、2020年5月5日(火)の「こどもの日」に行われ…
【前編】しんどかった青春時代を肯定し、これからを生きていく。又吉直樹、最新作『人間』を語る 青春のきらめきと儚さを、デビュー作『火花』、第2作『劇場』描いてきた又吉直樹。が、第3作にして初となる長編小説『人間』の主人公は、著者と同じ38歳という…
青春のきらめきと儚さを、デビュー作『火花』、第2作『劇場』描いてきた又吉直樹。だが、第3作にして初となる長編小説『人間』の主人公は、著者と同じ38歳という設定。自意識に揺れ苦しんだ青春時代に囚われながら30代以降の人生を生きる主人公に、読者は自…