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「小鳥居ゆき」のレビュー・書評

早世したマンガ家のインドだらだら旅行記

早世したマンガ家のインドだらだら旅行記

1990年に『ガロ』で衝撃的なデビューを果たし、人気絶頂の98年に31歳の若さで自殺したマンガ家ねこぢる。いまだに根強いファンを持つ彼女の旅行エッセイマンガが電子書籍で発売された。 90年代にねこぢるワールドにまんまとハマり、その後の顛末を知る人は、…

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本気で「魚」と向き合いたい人に贈るガチンコ料理図鑑!

本気で「魚」と向き合いたい人に贈るガチンコ料理図鑑!

「かさご、いい響きだ。磯場の穴奥からごつごつとそいつは上がってくる」 「本家をしのぐ美しさでも我は影武者」 「もしもウツボが釣れたなら!?食ってやろうじゃないかぁ」 いったい何の話だと思われるでしょうが、これらのキャッチコピーは、すべて魚を形容…

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残酷が家庭を支配する。『冷たい熱帯魚』にも通じる悪夢のようなネオ・ホームドラマ

残酷が家庭を支配する。『冷たい熱帯魚』にも通じる悪夢のようなネオ・ホームドラマ

結婚を目前に控えた弟が、引越しの荷造りをしながらポツリと呟きました。「エロ本は全部処分したけど、山本直樹のマンガは捨てられねー」 姉としての使命感に燃えた私は、「大丈夫! 私が嫁でも山本直樹なら許すから!!」と迷う弟を力強く全肯定。でもね、「…

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そこそこ禁断、とことん純情。ドジな姉とマイペースな弟のスーパー・スロー・ラブコメディ

そこそこ禁断、とことん純情。ドジな姉とマイペースな弟のスーパー・スロー・ラブコメディ

幼い頃、親同士の再婚によって姉弟になったあゆことくまお。「いつも一緒の仲良し姉弟♪」なふたりだったが、大人になったあゆこの心の中では、いつしかブラコン愛が恋心に発展してしまい…!? 姉弟とはいうものの、血が繋がっていないので法律上は問題なし。…

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男も女も浮気する。じゃあ結婚って意味あんの!? 恋という名のケモノ道

男も女も浮気する。じゃあ結婚って意味あんの!? 恋という名のケモノ道

「男は浮気するのが当たり前なんや!」 バラエティ番組で島田紳助がそう話すのを見て、「こいつに『ハッピー・マニア』読ませてやりたい!」とテレビの前でひとり発奮したワタクシ。思わず飛び出た自分の言葉に引きずられるように、ふと気づけばiPhoneで全巻…

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このマンガ家が熱い! ブレイク真っ最中のヤマシタトモコ、珠玉の7篇+後日談

このマンガ家が熱い! ブレイク真っ最中のヤマシタトモコ、珠玉の7篇+後日談

「このマンガがすごい! 2011」オンナ編ランキングでは、同一作家による1、2位独占という初の快挙を成し遂げたヤマシタトモコ。ここ数年は一般誌でもメキメキ活躍中の彼女ですが、原点はやっぱりBLでしょう。とりわけこの『タッチ・ミー・アゲイン』は出色の…

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萩尾望都の最長編にして最高傑作

萩尾望都の最長編にして最高傑作

読み終えた時、心から思いました。 「もうこの先10年、日本から他のマンガが発売されなくなっても構わない。この作品さえ手元にあればいい」と。 愛、恐怖、憎悪、嫉妬、苦痛、そしてエロティシズム。 人と人の間に生まれる、色とりどりの感情の渦。 絵と言…

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恋と革命、悲劇と伝説。少女マンガの極致は『ベルばら』よりも『オル窓』にあり!

恋と革命、悲劇と伝説。少女マンガの極致は『ベルばら』よりも『オル窓』にあり!

池田理代子といえば『ベルサイユのばら』。 日本で漫画を読む人間なら誰しもが知る組み合わせですが、あえて言います。 池田理代子といえば断然『オルフェウスの窓』でしょう! マンガ好きを自認する人は、池田作品の中で他の何を差し置いてもこれだけは読ま…

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