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ひうらさとる

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「ひうらさとる」のおすすめ記事・レビュー

自堕落な生活を送る干物女、実は潜在的な女子力は高め?

自堕落な生活を送る干物女、実は潜在的な女子力は高め?

 2月26日に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に「干物女トリオ」として出演した、女芸人・黒沢かずこ(森三中)、元ビーチバレープレイヤーの浅尾美和、女優・冨士眞奈美を母に持つ小説家の岩崎リズの私生活が、Twitterを中心に多くの女性の共感を呼んでいる。「干物女」とは、マンガ家・ひうらさとるの代表作『ホタルノヒカリ』(講談社)の主人公・雨宮蛍のように仕事はしっかりするものの恋愛を面倒くさがり、自堕落な生活を送る女性を指す言葉。

 番組では、布団でひとり遊びをする黒沢や、水着を着用する機会が多かった現役時代からムダ毛処理をサボってた浅尾、他人と会話していると恋愛シミュレーションゲームのように行動の選択肢画面が浮かぶという岩崎の、マイワールドに浸る濃厚な日常が紹介され、“ひとり時間”を愛する女性たちは笑いつつも共感していたようだ。しかし『ホタルノヒカリ』の蛍しかり、干物女トリオしかり、公共の場では身なりや立ち居振る舞いを見ても女子力が高めに思える。この矛盾は一体?

 それを考える上で参考にしたいのは、『0円で「干物女」脱出!』(PHP研…

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福田麻由子、「50歳まで『未来日記』は欲しくない」

福田麻由子、「50歳まで『未来日記』は欲しくない」

今から3年ほど前。福田さんは、それまで当たり前だと感じていた世の理や現実に対して、“実はそうじゃないのかも……”という不安に駆られていた頭に浮かぶ、答えなき問題に押し潰されそうになっていた日々。 「毎日ここから抜け出したいと思っていて。でも、ここというのがどこなのかも分からなくて。今いる場所なのか、それとも自分の気持ちのことなのか。そんな時、この本に出会いました」 

 生後すぐにコインロッカーに捨てられたキクとハシの物語。彼らは小さな箱から生き延び、やがて社会と対峙していく。

 「でも結局、私たちはどこまで行っても世界という大きな場所に閉じ込められているんですよね。そこから抜け出すことはできないけど、それでも叫び続けなくちゃいけない。そのことが、当時のモヤっとした私の心にリンクして、衝撃を受けたんです」

 今でも何度も読み直す大切な一冊。自分の言動に嘘がないか……。そんな気持ちになった時、「怖がらず、もっと自分から動き出さなくちゃいけないっていう刺激をもらえる」のだという。

 「村上さんの作品にはいつも心を揺さぶられます。あくまで人間の心を描いているのに…

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映画『ホタルノヒカリ』、公開前から人気の理由

映画『ホタルノヒカリ』、公開前から人気の理由

 6月9日より全国公開される映画『ホタルノヒカリ』がどこまで興収を伸ばすかに注目している。    07年から連ドラがスタート。仕事が終われば家に直行。自宅でぐうたら過ごす“干物女”雨宮蛍(綾瀬はるか)が、同世代の女性にウケた。今年1月に『日系エンタ!』が1000人に調査した「今年見たい映画」でも、10代女子1位、20代3位、30代4位と、圧倒的な女性人気を得た。

 映画版は、新婚旅行でローマに行く設定だ。イタリアでの撮影期間は1カ月という。コロッセオやスペイン広場などローマの風景を映すシーンは出てくるものの、スケール感はない(笑)。蛍は、自宅の縁側で缶ビール片手にジャージ姿で寛ぐように、ホテルの部屋でもゆるっゆる。異国の地でもいつもの生活スタイルを貫いているのだ。

 10年ほど前、日本の女性の間でもブームになったのは、アメリカのドラマ『SEX AND THE CITY』だった。ニューヨークで暮らすセレブな独身女性4人が、仕事や恋、友情を謳歌する華やかな世界─。まさに、対極!

 蛍は、外で仕事はきっちりこなしそれなりに楽しんでいる。家に帰れば、「ある…

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西園寺さんは家事をしない(1) (BE LOVE KC)

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作家
ひうらさとる
出版社
講談社
発売日
2022-06-13
ISBN
9784065281505
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