「5教科」と呼ばれる大学入試の科目といえば、数学、国語、英語、理科、社会である。このうち、受験生たちにもっとも理不尽な感情を呼び起こさせるのが国語ではないだろう…
社会
2017/3/9
2007年5月10日。熊本県の民間病院に設置された「こうのとりのゆりかご」、通称「赤ちゃんポスト」が人々に大きな衝撃を与え世間を騒がせた、あのできごとをあなたは覚えて…
社会
2017/3/7
沖縄の女性たちが暴力をうけ、そこから逃げ、自分の居場所を作り上げていくまでの記録を綴った『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(上間陽子/太田出版)。同書に登…
社会
2017/2/28
沖縄、と聞いてまず思い浮かぶのはなんだろう。青い海にのんびりとした人たちのいる癒やしの島、といったところだろうか。一方で沖縄は、相対的貧困率・子どもの貧困率と…
社会
2017/2/28
『東京23区教育格差』(昼間たかし、鈴木士郎/マイクロマガジン社)は、「子どもを有力大学に入れる」ことをゴールと設定し、23区の教育環境を中心とした特徴をひもといて…
社会
2017/2/2
昨年3月、こんなニュースがワイドショーを騒がせたのをご存じだろうか。それは、自称モデルの女性(当時27歳)が、当時、愛人関係にあった資産家男性(当時74歳)の自宅よ…
社会
2017/1/24
年々高齢者の被害総額が膨れ上がっている通称「オレオレ詐欺」。これだけ有名になり、注意喚起されても被害額が増え続けるのは、手口がどんどん巧妙になっていくから。あ…
暮らし
2017/1/6
『AV出演を強要された彼女たち(ちくま新書)』(宮本節子/筑摩書房)は、出演強要被害を訴える女性たちを支えてきた支援団体「PAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)」の…
社会
2016/12/28
超少子高齢社会は日本人の老後の生き方を変えてしまった。余暇を楽しむどころか、老後の収入や蓄えがない人は、死ぬまで働く必要があるのだ。『続・下流老人』(藤田孝典/…
社会
2016/12/28
2016年の流行語大賞には選ばれなかったものの、世を騒がせたキーワードといえば「AV強要問題」だろう。国際人権NGOのヒューマンライツ・ナウによる調査報告書の発表や、現…
社会
2016/12/28
2016年8月、天皇が生前退位について「お気持ち」を表明した。それに対する国民の反応は圧倒的な「共感」であり、同時期に行われた各世論調査でもそう結果が出ている。だが…
社会
2016/12/23
日本人が「貧困」という言葉を聞くと、発展途上国でその日の食事にも困っている人々を想像しがちではないだろうか。しかし、貧困とはもっと身近に差し迫った問題としてこ…
社会
2016/12/13
次期トランプ政権が掲げる政策のひとつに、犯罪歴を持つ移民の母国送還がある。その狙いのひとつは米国内の「マラス」一掃だ。マラスとは、エルサルバドル・ホンジュラス…
社会
2016/12/9
体罰こそ減ったものの、学校教育には今なお理不尽なことが多い。「クラス全員が逆上がりできるまで帰れない」「宿題を忘れたら連帯責任」「男子は全員坊主頭」。疑問を抱…
文芸・カルチャー
2016/12/7
私事だがこの夏、転職をした。職場の時間管理のルーズさに嫌気がさした のが大きな理由のひとつだ。転職活動をして気づいたが 、「ワークライフバランス」という言葉はす…
社会
2016/11/11
国土交通省と総務省の発表によると、2015年4月までの5年間で全国99市町村の190集落が消滅していることが分かったそうだ。なんとなく「日本経済がヤバい」とか「少子高齢化…
社会
2016/11/2
2015年11月下旬、ある弁護士の有罪確定にともなう弁護士資格のはく奪が大きなニュースになった。その弁護士こそ、本書『山口組顧問弁護士』の著者、山之内幸夫氏である。1…
社会
2016/11/1
今年6月3日にはヘイトスピーチ対策法が施行。つい最近は、電車内での車掌のアナウンスや、寿司店での店員の行為が「外国人への差別ではないか」と議論に。化粧品会社のテ…
社会
2016/10/21
マーケティング担当者から見れば、今の若者は、どういう風にモノを売ればいいのかわからない不可解な存在らしい。上の世代に比べれば、今の若者には欲がないように見える…
社会
2016/10/20
「ブラックバイト」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 人生経験の浅い学生を中心に、なかなかよい仕事に就けない若年層を都合のよい労働者として過酷な労働条件で働…
社会
2016/10/12
【前編】「発達障害の子どもたち」のケア疲れで辞める保育士が増加…保育現場で必要とされる「発達障害支援」の役割とは?はこちら ――「気になる子」や発達障害のあるお子…
発達障害
2016/10/11
2015年12月。ワタミは倒産寸前の危機にあった。2015年3月期の連結決算の最終赤字は126億円。主力である外食産業は43か月連続で売り上げが減少。手元の現金は底をつき、「…
業界・企業
2016/10/3
やや古いデータですが、2006年に英国のコンドームメーカー・デュレックスが発表した「世界各国のセックス頻度と性生活の満足度」によると、日本は頻度、満足度ともに26カ…
恋愛・結婚
2016/9/30
はっきり言おう。 障害児は生きてはいけないのである。 障害児は殺されなければならないのである。 この、あまりに凄惨な文章の書き手は横田弘(1933~2013)。脳性マヒ(…
社会
2016/9/12
自然保護・環境保全運動といえば、「自然は手付かずのままに!と訴える」「レジャー施設建設などの大規模開発には断固反対」といった活動をイメージする人が多いだろう。…
社会
2016/9/11
『DVシェルターの女たち』(春日野春子/彩図社)を開けば、いきなりきつい描写が書かれている。 ガリガリにやせて小さくなった老婆。 毛布をかぶってベッドの上から動かな…
社会
2016/9/9
本を読むことができるくらいの街灯や店の明かりというのは、日本の場合どんな場所へ行っても必ずある。夜を照らす人工の光の影響から逃れることは、現代に生きる私たちに…
暮らし
2016/9/7
2万4000人という数字が何の数字だかご存じだろうか。54年間、およそ半世紀の間にどこにいるかわからなくなった児童の累計人数である。この数字の大きさに、まさかと目を疑…
社会
2016/8/26
世界中を席巻している「ポケモンGO」で、問題となっているのが、「歩きスマホ」だ。「ポケモンGO」は、アプリを起動すると、「周りをよく見て、常に注意しながらプレイし…
暮らし
2016/8/23
他国と比べて治安が良く、目立った貧困も食糧難もない日本はなんて幸せな国なのだろう。しかしそれは、これからも日本という国で生き抜いていくためには今すぐ捨てたほう…
社会
2016/8/18
1
2
3
4
5
人気記事をもっとみる
レビュー
「半沢直樹」シリーズ 池井戸潤が「箱根駅伝」を描いたら?選手たちと、中継担当のテレビマンの苦闘と挑戦の物語
PR
インタビュー・対談
ミステリー作家・東川篤哉の新作は「トリックアイデアの在庫一掃セール」。オカルト要素を入れるのに苦戦したと語る、『博士はオカルトを信じない』発売記念インタビュー
PR
レビュー
パジャマパーティーや花札大会… 日常を楽しむマダムたちのハッピーなルームシェアライフ
レビュー
リサリサを主人公にした「ジョジョ」外伝小説。第2部「戦闘潮流」から35年後の世界を描く、〈スタンド〉の起源
PR
レビュー
『地球の歩き方』×『ムー』コラボ第2弾。縄文・古墳・UFO・妖怪・鬼…神秘と不思議の国“ニッポン”を旅する