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黙示録 下 (角川文庫)

黙示録 下 (角川文庫)

黙示録 下 (角川文庫)

作家
池上永一
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-05-25
ISBN
9784041053843
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黙示録 下 (角川文庫) / 感想・レビュー

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goro@80.7

池上永一の物語を読むときはこちらも体力がいる。押し寄せてくる荒波に押し上げられ、突き落とされてやっと辿り着いたカタルシス。読んだことのない物語を読ませてくれるから好きだな。王の月しろとなるべく踊りにのめり込む了泉の波乱万丈、疾風怒濤、一気通貫、国士無双、アギジャビヨーの物語は涙と感動が詰まってる。琉球の踊りが紙面から浮かび上がったわ!やっぱり池上永一最高、大好き!

2017/08/08

活字スキー

【アンマー。ワンの人生は一体何だろうな……。ワンは馬鹿だった。本当に馬鹿だった……】栄光の頂点から地獄の底へと転がり落ちてゆく了泉。成り上がるため、生き延びるため足掻けば足掻くほどさらなる地獄が襲う。そこまでやるか、そこまでやらせるかと著者の壊れっぷりにおののきながら、上下巻合わせて900ページの壮絶なる琉球サーガを読み切った。それは千年を生きるもの。天と地、神と人とを繋ぐもの。アギジャビヨー。

2020/02/05

えと

琉球の歴史エンターテイメント炸裂です。「太陽(てだ)しろ」の尚敬王を輝かせるための「月しろ」。俗世の民の哀しみ苦しみ妬み等を一身に受けて舞を通じて天へ届ける。そのために地の底まで堕ちて俗世の垢を払い捨てる。尚敬王や蔡温、琉球の組踊を完成させる玉城朝薫と雲胡等の実在の人物、出来事を織り混ぜている。組踊により文化一等国の称号をいただく。

2017/08/07

ジュンコ

琉球王朝を舞台にした、ガラスの仮面みたいな物語。了泉の破天荒な生き方にハラハラドキドキしながら読了。

2017/06/24

ブルーノ

1ヶ月近くかかってようやく読了。下巻は舞踊家として上り詰めた了泉のジェットコースターのような半生が描かれていて、次から次に押し寄せてくる展開についていくのが大変だった。でも、読み終わった後は静謐な気持ちになった。長かったけど、その分達成感は大きかった。

2020/01/21

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