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二度寝とは、遠くにありて想うもの

二度寝とは、遠くにありて想うもの

二度寝とは、遠くにありて想うもの

作家
津村記久子
出版社
講談社
発売日
2015-04-08
ISBN
9784062190541
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二度寝とは、遠くにありて想うもの / 感想・レビュー

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かなっぺ

初読み作家さん。エッセイは、どうしても、私の好きな北大路公子さんと比べてしまい、北大路さんは笑いありありだが全体的に飾らない素直な随筆が並んでいるけれど、暗いと感じた。▼喘息と読書という話では著者は小児喘息を患い発作が辛い時は寝ていなければならなかった事が辛く、こっそり読書をしていたそうな!私の場合は大人になってからの喘息だけど、発作が続き辛い時は、微熱が出て読書は全くできません。特に小説、物語などは頭に全く入りません。私とは共感だけが全てではないのですが、共感出来ない面が多々ありました。 なんだか暗い。

2017/09/30

修一朗

前作に比べて断然面白くなって,読む方はうれしいし,短編一つかけそうな位のネタを惜しげもなく(惜しいと思っているかもしれないけれど)エッセイにつぎ込んでいるような文章があったりで贅沢気分だ。第三章なんて特にそう。目の付け所もその解釈も脱力系な安心感。でもパワハラな人を絶対に認めないというスタンスは揺るぎないね。博物館/美術館のコーナーはフツー過ぎたのでサラッとななめ読み。今回も二度寝のお話は無しでした。

2016/06/05

なゆ

津村さんの小説ももちろんだが、津村さんという人物もまた、とてもとても〝味わい深い〟と思うのである。いい具合に力が抜けた感じで、読んでて気持ちがゆるゆるほぐれてくる。でも時々鋭い文章がはさまってるんだよな。『幸せになれないということ』の中の「いじめをすることから脱せない人は…」に続く文章とか。私も気になって番組見てしまったクチなので、「無縁死」についての章は興味深く共感&ツッコミしつつ、ビビリ隊あったら入るべきかと考えていたり。勝手に語り合ったような気分で読み終わった。二度寝シリーズ第3弾が待ち遠しい~☆

2015/07/16

里季

久々の津村節。冒頭、お布団をこよなく崇拝するところに激しく同感し、「おお、同志よ!」と叫んでしまった。一部私の知らない趣味の範疇のところ以外は、楽しく読ませていただきました。前作のエッセイ「やりたいことは二度寝だけ」よりもサクサクリズム良く読める、というより、内容が深くなってる気がしました。

2015/06/04

美登利

津村さんエッセイ集第2段。彼女の小説は何て言うか、私はあまり経験したことのない部分があるわりには、妙に真に迫って共感することがあるので、新作が出ればやはり読んでしまう。ご自分が体験されたことを含めて書かれたものなんだなと、前作のエッセイ集で知り、その作品とのギャップに驚きとても面白かったので、これは!と期待をし過ぎたのかな。色々な随筆を集めてあるので時系列が章ごとに戻ったりします。兼業作家だった津村さんが会社員を辞めたことをこのエッセイで知りました。美術展巡りの章は脱力してない真面目な一面が見られます。

2015/04/30

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