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デッドマンズショウ 心霊科学捜査官 (講談社タイガ)

デッドマンズショウ 心霊科学捜査官 (講談社タイガ)

デッドマンズショウ 心霊科学捜査官 (講談社タイガ)

作家
柴田勝家
巖本英利
出版社
講談社
発売日
2017-07-20
ISBN
9784062940788
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デッドマンズショウ 心霊科学捜査官 (講談社タイガ) / 感想・レビュー

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sin

しっくりこない、却って事件を複雑にする“霊子”やら“怨素”やらの設定が絡んで、わかったようなわからないような解説が繰り広げられるが、よくある探偵物と同じく関わる人物が成す術もなく殺されていく…当たり前のことではあるが霊が絡むなら人が死んでいるのは確かで、捜査一課に霊捜研が協力する形で済むことに、霊を扱う捜査霊課の存在を創りだしたことも取って付けたようで、何せ複雑にし過ぎに思えて…作者の力量が感じとれるだけにもう少し手綱を弛めてシンプルに勝負して欲しい。

2018/04/08

たこやき

シリーズ第2作。ドキュメンタリー映画に出演した人が次々と殺害される事件。その共通点は? というミッシングリンクを巡る話ではあるのだが、霊子とは何か? とか、それをおさめるものは? とか、そういう設定についてはの話が多く、だんだんと設定を理解しながら……という読書になった。最終的には、ひっくり返しなどもあるのだけど、どちらかというと、著者がデビューしたようなSF作品を読んでいるような気分になった。

2018/01/16

ハイちん

心霊科学捜査官シリーズの2作目。著者の柴田勝家氏はポスト伊藤計劃と言われている。前巻の時も思ったが、やはり世界観がいい。心霊現象が科学的に証明された世界を舞台にしていて、警察に心霊による事件【祟り事案(インシデント)】を解決するための部署があり、陰陽師が刑事として働いている。設定だけでかなり想像力が刺激される。キャラクターの造形はライトだが、SFとしてもオカルトとしてもミステリーとしても楽しむことができる、完成度の高い作品だと思う。

2019/05/05

活字スキー

お帰りなさいませ、ご先祖様!柴田勝家が送るホラー×SFミステリ『霊捜研の男』第二弾。次なる祟り事案の原因は「七日目に死ぬ人」を撮った映画?「道理に合わんモンを道理に落とすがが、俺らの役目やき」という御陵の言葉通り、本作における心霊現象へのアプローチは実に「科学的」であり、通常のミステリとは一味違う仕掛けと、人の心という不可視の闇をいかに照らし出すかという普遍的な謎解きの面白さを楽しめる。御陵が最初のイメージよりかなり頭が良く人間的にも出来ているので、もう少し音名井に活躍させてあげてほしいなぁとか思ったり。

2017/09/15

ぶうたん

2作目からいきなり読んだが問題無し。心霊現象に理論を付与したSFミステリ。キャラクターはアニメチックでちょっと子供っぽいのがやや気になったのと、およそ日本にいそうも無い名前の連発は勘弁してほしいと思った以外はまあまあ楽しめた。真相にも関連する心霊現象の理屈付けは面白い。

2017/08/06

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