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おひさまのブランケット デビューセレクション (集英社文庫)

おひさまのブランケット デビューセレクション (集英社文庫)

おひさまのブランケット デビューセレクション (集英社文庫)

作家
山本文緒
出版社
集英社
発売日
1999-07-16
ISBN
9784087470833
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おひさまのブランケット デビューセレクション (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ひめか*

幼馴染で恋人同士の野々子と周太郎。野球部の周太郎ファンの美衣子。3章に分かれ、野々子、美衣子、周太郎それぞれの視点で描かれる。野々子と美衣子は予備校で出会い仲良くなるが、二人の好きな相手が同じことに気づく。周太郎は優しくて良い人なのだろうが、お人好しだから良くないのだと思う。確かにどっちが好きなのかはっきりしろと思う。これは浮気だ。それぞれ放っておけない相手がいる。私は野々子と周太郎はお似合いだし、桜坂と美衣子が付き合えば一件落着なのにと思った。ドロドロした内容なのに明るく爽やか。良き学園恋愛ものでした。

2016/10/13

ちーちゃん

ほのぼのほっこり♡優しい作品2つに文緒さんのあとがきも2つ、嬉しくてスキップしたい気分☆「おひさまのブランケット」周太郎と野々子は幼なじみ。野々子はずっと周太郎だけが好きで、どんな時も自分はヤンチャでヘナチョコな周太郎を包む毛布(ブランケット)でいたいと思っている…野々子もライバルの美衣子も素敵な女の子でうふふ♡「プレミアムプールの日々」文緒さん処女作、締切消印当日ポストに投函したという運命の作品…いきなり佳作☆ぼくと奈緒子、惹かれあう2人と隠れ家?の不思議な物語「おひさま…」より文緒さんっぽい気がした♡

2021/08/20

よしのひ

山本文緒さんの作品いくつか読んできたが、今作は全く違った印象を受けた作品。彼女ならではの武器を感じられた部分もあるが、それよりも暖かみ且つ爽快感がより強く感じられた印象。子供時代を「おひさまの毛布にくるまって、楽しいことしか考えなかった」という捉え方は、読了後にも深く残っている。表紙から受けている印象もあるのだろうが、今作品は暖色だ。合わせて収録されている『プレミアム・プールの日々』はスカイブルーといった印象。どちらもまさに夏にぴったりの作品で読んでいて気持ちが良かった。全力になれるって良いなって改めて。

2021/08/08

MIKETOM

これはコバルト文庫の復刻版とのこと。つまり少女小説らしい(女房が所持していた)。山本文緒といえば心の病んだ女たちを描くのを得意にしている作家というイメージがあったので、へえ、こういうのも書くんだ~ってのが正直な感想。甲子園にも出場した高校球児とその幼馴染、そしてプロの二軍に進んだ彼に合宿所近くに住む同年代の少女と交流ができたことからいわば三角関係になっていくというストーリー。いわば男が二股かけたってことなのだが全然ドロドロしてなくて、女二人が仲良しで、彼の優柔不断ぶりを二人で攻撃したりとか、→

2024/05/04

りちゃ

いくらでも、ドロドロになりそうな展開なのに、爽やか。珍しく、女の友情が描かれている。軽い気持ちで読了。

2015/12/16

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