私たちの金曜日 (角川文庫)
私たちの金曜日 (角川文庫) / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
女性の仕事をテーマにした七人の女性作家によるアンソロジー短編集。 山本文緒さん「会社って面白いね」確かに仰る通り。 田辺聖子さん セクハラなんて言葉も無かった時代があったんですね(笑)。 綿矢りささん ん? なんですか、あっ作家さんのつぶやきですか。 恩田陸さん ドキドキ、えっ怖っ! 桐野夏生さん あはは、なるほど。 津村記久子 これが一番テーマにぴったり、そして面白い。 有川ひろさん これはもう仕事と言うより胸キュンですね(笑)。
2023/08/26
hiace9000
昭和〜平成の時代を背景に女性の「仕事」をテーマにした女性作家達のアンソロジー。あえて「お仕事小説」という語は避けよう。それは解説の三宅香帆さんと同意。この純粋にして複雑、一言で語り切れぬ悲喜交々を孕むテーマ、7短編それぞれの主人公の仕事と自己との関わり、また職場や働くことへの切り口、そして作品のチョイスや並び順に至るまで、これがもう実に手がこんでいて楽しめてしまう。誰もが感じる仕事への熱意ややりがい、ふと気づいてしまう職場の閉塞感や仕事への諦観。割り切れそうで割り切れない、仕事と自分との間合いを見つめる。
2023/06/13
いつでも母さん
女性と仕事のアンソロジー7編。既読の作品もあったが何度でも楽しめる。甘かったり、強かだったり、ドキリとするのもあり、ざわっとしたのもあってどれも好い。「花金」なんて言葉があったなぁと・・ふと。私が初めて働いた頃は土曜は「半ドン」・・そんな言葉はお若い方は知らないだろうなぁ(汗)次は『僕たちの月曜日』も読まなくちゃ。
2023/02/19
ひさか
2023年1月角川文庫刊。7つのお仕事アンソロジーの女性編。作家さんも女性編。解説は三宅香帆さん。津村さんのしごと話にすっかりのめり込んでしまった。仕事そのものの大変さ、面白さ、人との絡みをうまくとらえてあり興味深い。恩田さんのファンタジー要素な話に面食らってしまった。田辺さんはやはり田辺さんらしい話で、男性世界のマヌケさが楽しい。どの話も、描かれる世界がユニークで面白い。
2023/10/30
ゆみねこ
7人の女性作家のお仕事小説アンソロジー。津村さん有川さんは既読、綿矢さんは初読み。久々に読んだ田辺聖子さん、時代は少し古いけれど私が勤めていた頃の職場の雰囲気が伝わって面白かった。今なら表現上の問題を指摘されそうだけどあの時代ならではのこと。恩田さん、有川さんはやはり外れなし。津村さんも面白かった!
2023/03/18
感想・レビューをもっと見る
「有川ひろ」の関連作品
「恩田陸」の関連作品
「桐野夏生」の関連作品
ベスト・エッセイ2023
- 作家
- 角田光代
- 林真理子
- 藤沢周
- 堀江敏幸
- 町田康
- 三浦しをん
- 赤木明登
- 阿川佐和子
- 秋田麻早子
- 浅田次郎
- 荒俣宏
- 石田夏穂
- 磯野真穂
- 稲垣 栄洋
- 今井真実
- 上田岳弘
- 内澤旬子
- 内田春菊
- 大辻隆弘
- 小川哲
- 奥泉光
- 鎌田 裕樹
- 川添 愛
- 神林長平
- 岸本佐知子
- きたやま おさむ
- 桐野夏生
- 鯨庭
- 久栖博季
- 黒井千次
- 小池昌代
- 小池真理子
- 郷原 宏
- 佐伯一麦
- 酒井順子
- 佐藤利明
- 佐藤 洋二郎
- 沢木耕太郎
- 沢野ひとし
- 茂山 千之丞
- 篠弘
- 柴田一成
- 杉山昌隆
- 鈴木伸一
- 須藤一成
- 青来 有一
- 関田育子
- 大道珠貴
- 高田郁
- 武田砂鉄
- 田中慎弥
- 中山祐次郎
- 七尾旅人
- 乗代 雄介
- 服部文祥
- 平岡直子
- 平松洋子
- 藤原 智美
- 藤原麻里菜
- 古川真人
- ブレイディみかこ
- 細川護熙
- 細馬宏道
- 穂村弘
- 本田秀夫
- 松尾スズキ
- 三崎亜記
- 宮田珠己
- 村田あやこ
- 村田喜代子
- 森田真生
- 山内マリコ
- 柚木麻子
- 夢枕獏
- 綿矢りさ
- aka
- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383