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妖都 (ハヤカワ文庫JA)

妖都 (ハヤカワ文庫JA)

妖都 (ハヤカワ文庫JA)

作家
津原泰水
金子國義
出版社
早川書房
発売日
2019-11-20
ISBN
9784150314033
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妖都 (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー

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南雲吾朗

おじさんの視線から見ると、今の渋谷とさほど変わらない状況が描かれているように感じた。混沌とした街。

2020/03/24

hanchyan@つぶやき自粛

名人上手の噺家さんが、十八番の怪談を披露する語り口のような、といえばよいのだろうか。よく知った筋立てであっても、ここぞ!の場面では鳥肌を禁じ得ない、的な。小説ってストーリーのみにあらずだなあとつくづく思う。「語り口と筋立て」。あたかも「人馬一体」みたいだな(笑)。"死者”が跋扈する世紀末都市。幽霊でもゾンビでもないという存在はまさに正体不明=不安そのものであり、これはもうホントにコワい。底知れぬ闇に彩られた、残虐あり恐怖あり絶望あり、けれどどこか優雅な物語。とてもとてもとても面白かった。&ものすごく好き。

2019/12/07

Shun

ホラーありの幻想小説といった内容。現代のネオン輝く大都市であっても廃墟然とした様相がそこいらの陰に存在するというコントラストが印象的で、ここに活動する”死者”という存在が一層闇を深くしている。物語の書き出しは「黄昏。たそがれー。」とあるように、冒頭から闇が深くなっていくことを強調する一文から入り、この物語の雰囲気が伝わります。読み通してみて、この作品が土台としている神話的な話にはいくらか読みなれない感はありましたが、一人の人間が男性性と女性性を有する存在という設定と神話とを絡めた考察は興味深く読めました。

2020/01/18

ねこにゃん@しばらくつぶ少なめ

初版は1997年、今回早川書房からの復刻版とのこと。世紀末の作品としてはぴったりな内容なのかも。ましてや今回このコロナ禍で始めて読んだので、物語中この首都で起きる破壊とも言える現象が別な意味で重なるような感じ。屍者が生者を襲う、その背後にある神話を両性具有と結びつけ破壊的に進む物語は、残虐すぎて気持ち悪く、何度も読むのを止めようかと思った程。東京、行き交う多すぎる人々と各々の人生、溢れる音や情報、そこに見る幻影、物語の着地点、読後に色々考える余地が有りすぎです。

2020/05/31

JILLmama

津原泰水としての一作目を復刊したものだと。 泰水さんワールドは割と控えめで読みやすい。 バレエメカニックがぶっ飛び過ぎてて、途中であきらめたのです...いつかまた挑戦します。 両性具有とホラー、色んなものがごちゃまぜでグロい描写もあるのに、何故だろう品がいいのだ。 文章が綺麗。すーっと入ってくる。

2021/02/05

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