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零の晩夏

零の晩夏

零の晩夏

作家
岩井俊二
出版社
文藝春秋
発売日
2021-06-25
ISBN
9784163913889
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零の晩夏 / 感想・レビュー

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鉄之助

スタートが映画監督の岩井俊二だけあって、読んでいて映像が目に浮かぶようだった。謎の画家ナユタが描く絵画のモデルが次々と死んでいく。彼の作品は「死神伝説」となってさらにヒートアップ。場面転換がスピーディーでどんどんはまってしまった。まさに、「絵画ミステリー」。堪能しました。

2021/12/22

いつでも母さん

『生と死の輪郭線。絵画ミステリー。』と帯にある。なんだろ、読んでいて映像が浮かぶのだ。(これはは岩井俊二ならではか?)根津に操られて謎を解く過程で骨が出て来て、あらあらこの話は何処へ?と長く感じたりもしたが、概ね面白く好みのラストまで読んだ。(って、かなりの上から目線で申し訳ない)

2021/08/26

ちょろこ

心地良さで始まり、終わる一冊。描かれたモデルが必ず死ぬという"死神"と噂される絵師の謎に迫っていくミステリチックでラブな物語。これ系は好き。一枚の絵画に出会う序盤から柔らかな心地良さに包まれ始める。謎の絵師に迫っていく過程は微妙なラブの魅せ方が絶妙、かつ知りたい欲の誘導が巧いなという印象。そして何となく感じていたものが綺麗に重なり合うかのような瞬間もまた心地良い。必然か偶然か、今までの出会いと出来事は全てこの瞬間のためだったのか…考えるだけで幸せ気分。最後も柔らかな心地良さに包まれる素敵な読書時間だった。

2021/09/19

みどどどーーーん(みどり虫)

表紙の少女は写真ではなくて絵。この物語の、絵のモデルが皆死んでしまうという噂のある画家ナユタが描くのもこんな写実絵画だ。そのナユタの正体は…?噂の真相は…?花音と共に謎を追いかけずにいられないストーリー展開、ミステリであり、ほんのりラブ要素、に惹かれてほぼ一気読みした。全編に震災や事件などあらゆる死が絡んでくるのに、不謹慎にも思えるけれど「美しい話」だと感じたのは岩井俊二作品ならではかな。映画化されるのなら、絵を含めとても観たいと思う。(余談:息子も「蚊がいる」を「カガがいる」と言っていたのを思い出した)

2021/12/17

モルク

広告代理店につとめる花音は零の「晩夏」という1枚の画に強く惹かれる。社内スキャンダルにより退職し美術雑誌のライターになり、そこでの取材は死神の異名を持つ「ナユタ」に関するもの。ナユタの関係者にあたっていくうちに次々と新たな疑問が…いったいナユタって何者?高校の後輩加瀬との偶然の再会、死を求めその境界をさまよう医師染井、元職場の浜崎そして真実を知りながら謎かけばかりの画商根津…様々に絡み合い真相が明らかに。そしてまた零の「晩夏」へと…。テンポもあり読みやすい、読み応えもある。読後暫しその余韻にひたる。

2021/12/18

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