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ラストレター (文春文庫 い 103-2)

ラストレター (文春文庫 い 103-2)

ラストレター (文春文庫 い 103-2)

作家
岩井俊二
出版社
文藝春秋
発売日
2019-09-03
ISBN
9784167913465
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ラストレター (文春文庫 い 103-2) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆19101 これ、映画の予告編を見て、面白そう〜本屋直行!即買い!即読み!読み始めは、頭の中で舞台セットが組み立つ前に人物が次々と登場してきたので あたふた しましたが、楽しく読ませて頂きました。シンプルなストーリーなんですけど、話の行き着くところが予測出来ずに気になる気になる!小説では未咲の出番がないけど映画はどーんと活躍がありそうですね。だって、映画のキャスト、未咲が広瀬すずですからね!あとは、裕里:松たか子、乙坂鏡史郎:神木隆之介,福山雅治、阿藤:豊川悦司、サカエ:中山美穂、他。凄くない?

2019/11/06

kanegon69@凍結中

中年になっても二十四年前にラブレターを送っていた相手を未だに想う主人公。実に不器用で繊細な男のまっすぐな愛情の物語と言えるのではないでしょうか。正直すごいなぁと思う。そんなに長い期間会わなくても想い続けられるものだろうか。この主人公はとんでもなく生き方が不器用で、でもまっすぐな性格なんでしょうね。この時代ではなかなかいないかもしれない。だから惹かれる部分もあると思います。歳を重ねた今、この本を読むと、なんとも言えない寂寥感、ノスタルジーを感じてしまう。重く、切なく、でも前に進むんだよなぁという読後感でした

2019/11/17

ふぅわん

【いま、君は何をしていますか】忘れられない恋。人はなぜ愛おしいと思うのか。忘れられない人がいるのは幸せか。書いては消して書き直し便箋もなくなり…そんな風に手紙を書いた日はいつだったか。今はメールやSNS。ただ連絡先を聞かないと連絡できない。個人情報のこともあり卒アルには住所記載ないから手紙も書けない。手書きの手紙はやっぱり美しい。直に書かれた文字に触れて心が弾みキュンとなる。恋は盲目、愛は?絆とは?SNS、メールでのラブレターで行き違いの恋もあるよね。淡くて切ない。人の温もりを感じたくなる恋愛物語。

2020/01/13

せ~や

「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?」映画のCMに心惹かれて、衝動買い。「君」に宛てた手紙のように物語が紡がれていて、情景描写が多いのに、スラスラ進む不思議な作品。現在や過去、主人公や君、娘や息子、いろんな時間や人に主軸が変わっていきながら、亡くなった「君」に紡がれたひと夏の物語。すぐに返事が来るメールではなく、時間が経って来る、来た時の嬉しさやワクワク…手紙をなんだか書きなくなりました。あとがきの「何も持っていない不安」という言葉を聞いて、物語に抱いた何とも言えない気持ちに納得。☆4.5

2020/06/24

アン

映画『Last Letter』の原作。中学の同窓会が開かれ、ずっと思い続けていた未咲を探す鏡史郎。亡くなった姉に間違えられ、そのまま姉のふりをして彼と文通を始める妹の裕里。手紙は姉妹の娘達をも巻き込み…。鏡史郎の小説家としての迷い、裕里の家族への思い、子供達の心細さやいじらしさ。未咲を愛した人々を巡るひと夏の物語です。スマホの時代に、「拝啓」で始まる手紙のやり取りもいいものだなと思いました。『Love Letter』のアンサームービーでしょうか。美しい映像が楽しみです。

2019/10/02

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