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戦場の現実と正体 (漫画家たちの戦争)

戦場の現実と正体 (漫画家たちの戦争)

戦場の現実と正体 (漫画家たちの戦争)

作家
水木しげる
手塚治虫
楳図かずお
古谷三敏
松本零士
比嘉慂
白土三平
秋本治
出版社
金の星社
発売日
2013-04-06
ISBN
9784323064048
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戦場の現実と正体 (漫画家たちの戦争) / 感想・レビュー

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keroppi

「漫画家たちの戦争」シリーズ。今巻は、戦場での悲劇や狂気の様を描いた作品が集められている。楳図かずお、白土三平、秋本治が、こういう戦争ものを描いていたのは初めて知った。様々な映画や小説でも見てきた残酷な戦場が、ここにも描かれている。優秀な才能を持った若者たちが戦争で命を落とす話もあったが、戦場で散った映画監督・山中貞雄のことを思い出した。戦争さえ無ければ、この世にもっと素晴らしい作品を生み出しただろうに。

2022/02/09

yomineko@猫と共に生きる

このシリーズは大変素晴らしく、読み友さんにも大好評です。「硫黄島」の栗林中将が登場。彼の事をとても尊敬しています。戦争では貴重な命が沢山奪われました。あの「沢村賞」の沢村栄治さんの事を初めてこの本で知りました。何と戦死なさっておられたとは😢戦争は全てを台無しにします。才能ある人、例えば農業に従事されている方、料理が上手な方、学業に秀でた方など、生きな

2022/03/15

みゃーこ

想像を絶する阿鼻叫喚の地獄を淡々と客観的視座に立った描写で描かれた戦争の現実のリアルは文字では表現しきれない、漫画という技法でなければこれは絶対に伝えきれなかったと断定しても過言ではないほどの迫力を持って、その悲惨な状況や当時に追い詰められた時の人間の心理や絶望の実態を白日の下に晒す天才漫画家たちの貴重な作品集である。戦争という非常事態にあっても「人間性」の欠片が垣間見えると、自然、涙が止まらなくなる。戦争と人間の本質をついている名作集。

2015/05/24

さよならキダ・タロー・寺

図書館や図書室によくある反戦漫画アンソロジー。とは言え面白い。手塚治虫や水木しげるのはよく見るが、秋本治や楳図かずおの戦争漫画なんて初めて読んだ。古谷三敏の『寄席芸人伝』からのものもある。白土三平のものが一番ショッキングかも知れない。

2013/05/19

読特

「まことちゃん」の楳図先生。「ダメ親父」の古谷先生。「カムイ伝」の白土先生。「こち亀」の秋本先生。みんなが描いたあの戦争。…平和を願うジャングルの大木の叫び。無理な作戦に従わざるを得ない隊長と少年兵の苦悩。生きてさえいればその才能を発揮できたかもしれない落語家と音楽家。戦線を離脱して無人島で平和に暮らす兵士たちが行きつく運命。…まもなく戦後80年。戦場の現実と正体とは何であったのか?語り継がれることの大切さ。負けたからだけではない。アフガン戦争、イラク戦争とその後の混乱。勝ち戦でも本質は変わらない。

2023/06/17

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