名探偵と鉄旅 (光文社文庫 み 19-48)
名探偵と鉄旅 (光文社文庫 み 19-48) / 感想・レビュー
Norico
今年の夏は旅行に行けにないので、せめて読書で旅をしようと、鉄道旅のミステリーを。鮎川哲也、内田康夫、山村美紗など大御所揃いですが、今まで読んだことなかったので、ある意味新鮮。携帯電話が普及する前のトリックを読むと、なんだか不思議な気持ちになる。
2020/08/29
緋莢
聞き込みの最中、見た覚えはあるものの、名前が思い出せない刑事からトイレに行っている間に、尾行相手の女性を見張っていて欲しいと頼まれた片山。軽い気持ちで引き受けるが、その刑事が戻ってくる前に女性が動き出してしまい、片山は追いかける事に。しかも、女性は長距離列車に乗ってしまい、片山はそこで温泉へ行こうとしていた妹と遭遇し・・・(赤川次郎『名探偵ホームズの感傷旅行』)その特殊な空間が格好のミステリーの舞台となる「列車」、鉄道の旅で起こる事件に挑む名探偵たちの活躍を書いた8編を収録したアンソロジー。
2017/03/12
あきちゃん
鉄道を舞台のミステリー8編。それぞれに面白いのだけど短編なので事件が起きて謎解きまでがぎゅうぎゅうで・・。ちょっと無理があるかなと感じました。
2017/12/05
寒っ!!
鮎川哲也は嫌いではないが、アリバイトリックに関してはムリすぎるものが多い。鉄道ものアンソロジーは普段読まない古い作品に触れることができるな。
2017/10/07
志村真幸
ミステリー文学資料館の編纂による「鉄道ミステリー傑作選」の一冊。 赤川次郎「三毛猫ホームズの感傷旅行」、天城一「急行《あがの》」、鮎川哲也「緋紋谷事件」、内田康夫「碓氷峠殺人事件」、加賀見雅之「鉄路に消えた断頭吏」、辻真先「お座敷列車殺人号」、津村秀介「恵那峡殺人事件」、山村美沙「特急列車は死を乗せて」の8篇が収められている。 ちなみに、鮎川哲也「緋紋谷事件」はのちに解題・改稿されて「碑文谷事件」となる。 内田康夫「碓氷峠殺人事件」の大食いな名警部が楽しい。
2017/12/26
感想・レビューをもっと見る