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夜行秘密

夜行秘密

夜行秘密

作家
カツセマサヒコ
出版社
双葉社
発売日
2021-06-30
ISBN
9784575244212
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川谷絵音「ぼくらの曲がベースになっていることを忘れて夢中になって読んだ」『夜行秘密』カツセマサヒコ × indigo la End《座談会》

 『明け方の若者たち』で小説家デビューし、大きな話題を集めたカツセマサヒコさん。待望の2作目では、人気バンド・indigo la Endのアルバムをベースにした物語を紡いだ。音楽と小説はどのようにコラボしたのか。カツセさんとindigo la Endによる座談会で、その秘密に迫りたい。

(取材・文=五十嵐 大 撮影=山口宏之)

―― 今回のコラボが決まったときのお気持ちは? カツセ 実は前作『明け方の若者たち』の文中で、勝手にindigo la Endの名前を出しているんですよ。それくらい好きなアーティストと、まさか音楽と小説でコラボできるとは思っていなくて。もちろん、喜びはありました。ただ、そんなアーティストのバイオグラフィに自分の作品が載るかもしれないと思うと、とにかく重圧が大きかったですね。 川谷 そう言ってもらえるとうれしいです。『明け方の若者たち』にぼくらの名前が載っているのは知っていて、だからコラボが決まったときもピッタリだなって思ったんですよ。 カツセ でも、ずっと「ぼくでいいんですか?」とは思っていて。だってまだ2作目ですからね。 …

2021/7/9

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夜行秘密 / 感想・レビュー

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starbro

川谷絵音率いるバンド「indigo la End」とのコラボと言うことで、書店で大々的にプロモーションされていたので、読みました。 カツセマサヒコ、初読です。これが今時の若者の恋愛譚でしょうか? あまり新しさを感じない気もしますが・・・ https://www.futabasha.co.jp/introduction/2021/yakouhimitsu/index.html

2021/08/21

ウッディ

"indigo la End"のアルバム「夜行秘密」の楽曲をモチーフにした14の章からなる恋愛小説。バンドのギタリスト音色と劇団員の元恋人の凜、天才クリエーターの宮部、そして居場所がなく駅のホームで凜と出会った英治。彼らの愛する人への想い、憎悪を描いた群像劇。色んな出来事が起こり、登場人物の心象風景が描かれているゆえ、長編小説としてのまとまりがなく、特に宮部と凜の出会いや凜の気持ちが理解できなかった。愛する人を忘れないため、憎しみを抱き続けるという憎悪の連鎖が、純粋な愛として描かれることに違和感があった。

2021/10/08

おしゃべりメガネ

SNSで話題になっていた作品。『けんご大賞』受賞作品。だからというワケではありませんが、オッサンにはちょっとキツかったかな。自分も20代ならきっとハマれたかもしれないけど、ここまで思う存分に'若さ'を全面に出されてしまっては、さすがに受け止めきれず。とにかく溢れんばかりに人間のあらゆる欲や妬みがフルスロットルで綴られます。人は変われるし、変われなくもあります。年月が忘れさせてくれもするし、決して癒されないキズも残ります。ボリュームの割にはなかなかへヴィな作品で、結構体力勝負になった作品で油断しました。

2022/03/20

美紀ちゃん

高評価をつけたい。indigoの曲と歌詞とピッタリ!驚いた。章を読み終わるたびに、その章と同じタイトルの曲を聴き、歌詞をみた。切なさが倍増した。苦しさがメロディに溶けた。宮部あきらと早苗さん。音色と凛ちゃん。ナツメとメイ。メイはパンセクシャル。岡本音色と松田英治が凛ちゃんを忘れないために会話する。今夜はよく眠れそう。良かった。松田英治の気持ちの強さがすごい。殺した理由!それがタイトルなの? 「夜行秘密」かっこよかった。絶賛したい。上手くまとまってアルバム曲にバッチリとハマっているのが本当にすごい。

2021/09/25

❁かな❁

すごく心が持っていかれた。想像していた以上に重い内容だけど連作短編集で読みやすく物語に引き込まれる。川谷絵音さん率いるバンド「indigo la End」のアルバム『夜行秘密』の収録楽曲14曲をベースに著者独自の解釈のもと描かれた作品。痛々しく苦して切ないけど読むのが止められなくなった。誰でも後悔することがあるだろう。あの時、手放さなければ…。あの時、出逢っていなければ…。いくつもの後悔を胸の奥に抱えながら、それでも前に進んでいくしかない。とても胸が締め付けられる愛と後悔の物語。デビュー作も必ず読みたい。

2021/09/10

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