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鬼談百景 (幽BOOKS)

鬼談百景 (幽BOOKS)

鬼談百景 (幽BOOKS)

作家
小野不由美
出版社
メディアファクトリー
発売日
2012-07-20
ISBN
9784840146517
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鬼談百景 (幽BOOKS) / 感想・レビュー

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ヒロ@いつも心に太陽を!

「ものすごく怖いに違いない(´д`;)!!」と覚悟して読んだせいか、そこまで怖く感じることなく九十九話最後まで楽しんで読めた。いずれもどこかで聞いたことがあるようなエピソードばかりだが、時おりゾッとする話がはさまっているのが油断ならない。削ぎ落とされた最低限の言葉で書かれたひとつひとつの話がとても読みやすく、かつ怖さを引き立てている気がする。さー、百話目となる『残穢』もいってみようかな!!

2012/08/14

ハイランド

なんというか、どこかで聞いたような怪談である。読者の対象がそうであるのか学校にまつわる話が多いこと、名前がイニシャルになっているのがいかにもネットにころがっていそうな話に感じて、どうものめり込むに至らなかった。ショートショートということで、とぎれとぎれに読んだのも良くなかったらしく、その世界観に魅了されることなく、ただ日数をかけただけで読み終えた。感想として、営繕かるかやに頼めばいいのにと思った話が数件、杉浦日向子の「百物語」を読み返してみたくなったこと、の二つだろうか。さて次は、「残穢」を読もうかと。

2015/11/04

ひめありす@灯れ松明の火

『部活の先パイが言っていたんだけれどね』『うちのお姉ちゃんの友達がね』そんな口上で始められる百物語。一つ、また一つと吹き消されれる蝋燭に、見知った友の顔が揺らめく。瞳が金色に瞬き、輪郭が闇に溶ける。彼女は本当に私の知っているあの子だろうか。あれは鬼ではなかろうか。誰もが口に出来ぬまま、また一つ、蝋燭が吹き消される。やめよう、やめよう、とささめき合いながらそれでも現世には戻れない。既に魅入られている。幽世との現世とその狭間。三つの世の間を行ったり来たり。まるでブランコの様。そして百話目。作者の物語の始まり。

2012/10/05

poke

淡々と語られているのでジワジワと怖くなってきた。数日前に読んだあの話が、そのうちの一つとして出てきたので、妙に現実感かあって怖かった。

2013/11/27

みっちゃん

以前【残穢】を読んでしまい、激しく後悔したのでこれは絶対読まないぞ!と決めていたのだけど、図書館の棚にあるのをまた見つけてしまい、やっぱり借りてきてしまった。どの話も長くて3Pほど。この怪異というか、不可解な出来事の原因は一切わからないし、結局どうなったのかも明らかにされないものも多い。で、淡々と頁を捲っていると急にぞくっと鳥肌のたつ瞬間がやってくる。ずん、ずん、と怖さが積み重なってゆく。【残穢】に出てきた話もあり、あの時の恐怖が甦った。もう早々に図書館にお引き取り願う事にする。

2015/01/25

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