色慾奇譚 (紅文庫 い 1-1)
色慾奇譚 (紅文庫 い 1-1) / 感想・レビュー
H!deking
志麻子姐さんのサイン本遂にゲットしました。内容は、かなりエロ度高めな男女のドロドロぐちゃぐちゃな短編集ですね。面白かったのもあったり、そうでないのもあったり。とにかく癖が凄いです笑
2023/08/27
くさてる
かなりエロ寄りの岩井志麻子の短編集。志麻子先生お得意の愚かで、自己中心的で自己顕示欲と承認欲求に溺れて破滅していく人間の姿が赤裸々に描かれて、ひんやりと怖い。死の匂いが立ち込めるなか、性の欲望だけは濃厚で、そのふたつしかない世界は、どうにもからっぽで、やはり怖いものでした。
2023/10/19
澤水月
小野一光「昭和の凶悪殺人事件」内で一番印象的だった事件などをモデルにした数編の筆捌きが実に見事、官能と恐怖混じる志麻子先生版「黒い報告書」。別の作では官能小説題をつけつつ平成を騒がせた二つの事件を別個に扱う。1件は周年なのだと思い出し泣けた。もう1件は…もう表にいると推測される頃発表か! 筆に「緩急」ありつつプロの仕上げ凄まじい。志麻子先生の事件もの情念もの好きならぜひ。そういえば週刊新潮で時折「黒い報告書」書いておいでなのまとまらぬかのう。入院中読了9/4
2023/09/07
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