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私は臓器を提供しない (新書y 1)

私は臓器を提供しない (新書y 1)

私は臓器を提供しない (新書y 1)

作家
近藤誠
宮崎哲弥
中野翠
吉本隆明
出版社
洋泉社
発売日
2000-03-01
ISBN
9784896914528
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私は臓器を提供しない (新書y 1) / 感想・レビュー

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James Hayashi

20年ほど前の本なので、臓器移植、脳死、3Dプリンター、iPS細胞などによる再生医療など技術的な進化は見逃せない。しかし宗教的な面、精神的な面、死後の世界など譲れない面をもつ移植であり、変われない組織を持つ日本など変化を待つのが難しい。自分には異なる角度からの視線を与えてくれ有益であった。医療の進歩により、人から人への臓器移植は30年もすればなくなるのでないか

2020/07/23

Viola

「〇〇ちゃんを救う会」が今日も募金集めをしている。ドナーカードが登場した時、何か違和感を感じて持たなかった。最近になって、人の死を脳死で決めていいのかという疑問から、脳死での臓器移植には反対の立場を取っていたが、移植に意欲的な医療機関に当たるとドナー獲得のために延命治療さえ疎かにされる可能性がありことを知って寒気がした。観念的なものだけではなかった。人間はとんでもない一線を越えようとしているのでは。「脳死での臓器提供をしない、されない」という意思表示をしておきたい。

2017/11/20

カイ

もう10年以上も前の本になるけど、やっぱりちゃんと考えておきたい内容であると思う。臓器移植の技術を批判するわけではないけど、そのために救命が疎かになるのはおかしいと思う。そして、臓器提供しないことが非人道的であるという見方もおかしいと思う。 言葉は悪いけど、これから「死体」の利用がいろんな形で進んでいくのかもしれない。

2013/06/12

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

2000年刊。再読する気になったのは「子宮移植」という記事を見かけたから。これなどは取っても死なないが女性の尊厳に係わる問題なのに大きく扱われていない。貧困女性が社会問題と扱われていて改善されていない内にこの話題。日本は欧米並みの倫理水準、いやそれ以下にまで落ちた。また「ゲイカップルが実子を得る為の代理出産に関する国際会議」に関する批判的ツイートも見かけた。ゲイとビアンは対等ではない証拠で、人の身体(特に女性)を利用しつくす方向へと大きく進んでしまった。 さて本書の執筆人は筆頭がヤバイ人。→続く

2022/12/16

あむけ

医療や宗教等様々な分野からの主張に共通するのは、臓器移植医療の考え方や現場に、人間の尊厳がないということか?だから「嫌な気持ち」が起きるのではないか。本著を読むととてもドナーカードにサインはできない。

2012/09/06

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