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「京極夏彦」のレビュー・書評

日本語はなんでもありの言語!? 小説家・京極夏彦が説く、「日本語の不完全さ」とは

日本語はなんでもありの言語!? 小説家・京極夏彦が説く、「日本語の不完全さ」とは

『地獄の楽しみ方 17歳の特別教室』(京極夏彦/講談社) “言葉は、この世にあるものの何万分の一、いや、何百万分の一ぐらいしか表現できないものなんです”  小説家の京極夏彦さんは『地獄の楽しみ方 17歳の特別教室』(講談社)で「言葉」についてそのように語る。本書は、15~19歳の聴講生に向けて行われた特別授業を基にまとめられた一冊だ。 「馬」と読んで、あなたはどんなイメージを思い浮かべるだろうか――。 「馬」と書かれたとき、それが指…

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まるでおばけのカタログ!「稲生物怪録」は妖怪好き必読の基本文献だ

まるでおばけのカタログ!「稲生物怪録」は妖怪好き必読の基本文献だ

『稲生物怪録』(東雅夫:編・京極夏彦:訳/KADOKAWA)  江戸時代中期、現在の広島県三次市でとんでもない騒動が巻き起こった。  武士の少年、稲生平太郎の家に夜な夜な妖怪が現れて、1か月にわたって彼を脅かし続けたのだ。今日では一般に稲生物怪録(いのうもののけろく)と呼ばれるこの騒動は、人名や地名がはっきりと特定されていること(平太郎は実在の人物である)、事件のスケールが大きいこと、出現した妖怪のバリエーションが豊富で、数も多いことなどから、日本最大…

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あなたを最も怖がらせる1冊は? いま話題の「怪談えほん」シリーズ全巻をマトリクスで徹底紹介!

あなたを最も怖がらせる1冊は? いま話題の「怪談えほん」シリーズ全巻をマトリクスで徹底紹介!

 宮部みゆきらベストセラー作家が腕を振るい、“怖い絵本”のブームを巻き起こした岩崎書店の「怪談えほん」。2011年の創刊以来、順調に巻を重ねてきた同シリーズは、今月刊行の最新刊『まどのそと』でついに10冊に到達した。  毎年夏になると書店の絵本コーナーを賑わせているので、興味を抱いている方も多いだろう。一方で魅力的なタイトル・作家が多く、どれから読んでいいか迷ってしまうという声もありそうだ。  そこで本稿では「怪談えほん」シリーズ既刊全10冊を、〈日常性〉と〈怖さ…

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この怖さ、まさにトラウマ級! 京極マジックが炸裂した怪談えほん『いるの いないの』

この怖さ、まさにトラウマ級! 京極マジックが炸裂した怪談えほん『いるの いないの』

『いるの いないの』(京極夏彦:作・町田尚子:絵・東雅夫:編/岩崎書店) 「『怪談』を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい」とのコンセプトのもと、当代一流の作家たちが怪談を書き下ろした、岩崎書店の人気シリーズ「怪談えほん」。  今日まで3期10冊(第3期は現在刊行中)が刊行された同シリーズの中でも、トップクラスに恐ろしいと評判なのが京極夏彦『いるの いないの』(京極夏彦:作・町田尚子:絵・東雅夫:編/岩崎書店)である。  たとえば書…

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『怪』が『幽』と合体して新登場!巷説百物語の新シリーズも開始でファン必読の一冊

『怪』が『幽』と合体して新登場!巷説百物語の新シリーズも開始でファン必読の一冊

『怪と幽 vol.001 2019年5月』(荒俣宏、京極夏彦、他/KADOKAWA)  妖怪ものが好きな方であれば読んだことはあるであろう妖怪マガジン『怪』。筆者もときどき購読していたが、いかんせん、月刊誌のようにこまめに発行されているわけではないため、発刊時に見逃してしまうことも多く、気づいたときにバックナンバーを購入するということもあった。このたび発見したのが『怪と幽』(荒俣宏、京極夏彦、他/KADOKAWA)である。同じKADOKAWAから出ている怪談専門誌『幽』…

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メフィスト賞が生まれたキッカケのひとつ、あの傑作がコミカライズで登場!

メフィスト賞が生まれたキッカケのひとつ、あの傑作がコミカライズで登場!

書店で初めて手にとった時には「何これすごい、鈍器だよ鈍器!」と思わずはしゃいだ作品でした『姑獲鳥(うぶめ)の夏』。京極夏彦先生がこれを持ち込みしたことでメフィスト賞ができるきっかけとなった、デビュー作にして傑作です。 二段にみっちり詰め込まれた文字量と、妖怪だけにとどまらない多方向への薀蓄。活字中毒者なら一度読めばぐいぐい引き込まれること間違いなし! …の傑作なのですが、本は好きだけど活字中毒というほどではない、というくらいの人だとイマイチ手が出しづらい分厚さでもありま…

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