新海誠の新境地がここに!『小説 天気の子』が描き出す、“大人になること”と見えない明日への希望
言葉と映像の両方が溢れだしている人の頭の中って、どんなふうになっているんだろう。と、『小説 天気の子』(新海 誠/KADOKAWA)を読んで考えた。新海誠さんは、切り取られた一瞬の美に言葉などいらないことを知っている。だけど同時に、比喩を尽くして語る…
言葉と映像の両方が溢れだしている人の頭の中って、どんなふうになっているんだろう。と、『小説 天気の子』(新海 誠/KADOKAWA)を読んで考えた。新海誠さんは、切り取られた一瞬の美に言葉などいらないことを知っている。だけど同時に、比喩を尽くして語る…
2019年7月19日(金)、新海誠監督の劇場最新作『天気の子』が公開された。前作『君の名は。』では緻密な映像表現や疾走感のあるストーリー展開で多くの人を魅了したが、今回はどんな世界を見せてくれるのだろうか。ここで映画『天気の子』をより深く理解する…
「単純に、自分の好きな作品に登場するセリフたちから英語を学べるという、語学習得には欠かせない“楽しむことで続けられる”という大切な部分を満たしつつ、なおかつ日々の暮らしの中で本当に使える言い回しを数多く身に付けられるという点でも、『君の名は…
2017年は日本アニメ公開から100年となるアニバーサリーイヤーだった。その100年の中でも日本のアニメを世界に轟かせ、評価を受けた人物といえば、スタジオジブリの宮崎駿であることは間違いない。そんなアニメ界を牽引してきた宮崎駿も今年で77歳。度々引退…
2016年は長編アニメーション映画の豊作の年だった。大ヒットした『君の名は。』をはじめとして、『この世界の片隅に』『聾の形』といった良作が立て続けに公開され、いずれも高い評価を得た。そして、これら3作品は単に優れたアニメーションというだけではな…
2007年春。 早朝から渋谷に出かけて、本作の映画を(映画が先で、小説は監督本人によるノベライズなのです)みたときのことは、たぶんずっと忘れられないんだな、と再確認したよ。 劇場映画のコマーシャルで多いのが、「感動しました」とか「全米が震撼しま…